- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061139688
感想・レビュー・書評
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2017.12/27 「洋子さんの本棚」で多く語られていたので。母娘の関係、大変な人の話はこんななんだなと。ただ、精神的には母に対する目というのは父に対するソレとは確実に違うものがあり、やはり冷静ではない思いが渦巻いているのも分かる。
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映画を先に見たので。とても鮮烈なみずみずしさ、透明感、痛さを感じる。主人公が作者と重なる。これを10代の少女が書いたことは当時大きな衝撃だっただろう。
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母。娘。高校生。恋愛。『洋子さんの本棚』にて。
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若くしてこんな作品を書くことのできる人ってどんな感性をしているのだろう。生い立ちは? 家族は? 想像もできない。ちょっと羨ましい気がする。他の作品も読んでみたい。
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昭和53年の作品。著者は当時18歳。
読んでから、しばらく経ってしまったので
感想がうまく述べられない。。再読しよう。
表現力が素晴らしく、ゾクっとする。
淡々とした冷めた言動の裏には諦めがあるのか?それとも、それでもいいという満足か。
求めているものが得られないもどかしさ。
この作品、好きだな。 -
本作品を、
昭和53年といぅ時代に、女子高生が書いたとなれば…、
とてもセンセーショナルな話題になったことでそぅが、
微妙な年頃の女性の感性がストレートに描かれており、
良くも悪くも、
等身大の女子高生にしか書けなぃ作品だなといぅ印象。
作品の時代背景(1970年代中盤)としては、
あさま山荘事件から、校内暴力が社会問題化する時代、
までの、教育現場に倦怠感が蔓延した頃になりますね。
作中からも、
この時代の感触が、そこ彼処に感じられはしますが…、
決して、古さは感じませんでした…。
しかし、主人公(恵美子)の相手となる先輩の洋は、
1970年代の典型的な文学青年的なキャラクターで…、
(あっ、ボクの勝手な印象ですけどね…)
その洋の言動からは、
よく言えば、ノスタルジック、悪く言えば、古臭さ、
を感じたかも…。
決して、過激なエロスの描写はありませんが…、
マッタリとした、甘だるぃ官能的な印象の作品でした。
でも…、純文学的な難解さはありませんでした。
作品自体は…、社会風潮が、グルグルとめぐり廻って、
受け入れられる世代とそぅでなぃ世代があるでそぅが、
いつの時代も、女子高生には、何かしら響くかも…??