ザ・ベストミステリーズ 2013: 推理小説年鑑

著者 :
制作 : 日本推理作家協会 
  • 講談社
3.23
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本棚登録 : 103
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061149144

作品紹介・あらすじ

完全保存版! 2012年、国内で発表された数百の短編から、
日本推理作家協会が選び抜いた、短編推理の決定版!
――ミステリの世界はとても新陳代謝が激しく、今年もベテランから新鋭までバラエティに富んだ顔ぶれがずらりと並びました。本書を手にとった方に素敵な出会いがあることを、心より祈っております。 日本推理作家協会理事長 東野圭吾(序文より抜粋)

「父の葬式」 天祢涼
「本と謎の日々」 有栖川有栖
「機巧のイヴ」 乾緑郎
「青い絹の人形」 岸田るり子
「ゆるやかな自殺」 貴志祐介
「妄執」 曽根圭介
「宗像くんと万年筆事件」 中田永一
「悲しみの子」 七河迦南
「探偵・竹花と命の電話」 藤田宜永
「青葉の盤」 宮内悠介
「心を掬う」 柚月裕子
「暗い越流」 若竹七海
「推理小説・二○一二年」 佳多山大地

感想・レビュー・書評

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  • 12人の作家さんの短編ミステリーが収められた一冊。

    好みではないものもありますが、短編の割に読み応えのある作品が多いように感じました。

    心暖まる作品、コミカルでライトノベルに近い作品、背筋がヒヤッとする作品、幅広いタイプが読めるので、未読の作家さんとの新しい出会いもあるかもしれません。

    個人的には
    岸田るり子の「青い絹の人形」
    貴志祐介の「ゆるやかな自殺」
    曽根圭介の「妄執」
    若竹七海の「暗い越流」
    が面白く、藤田宜永さんの他の作品を
    読んでみたくなりました。

    曽根さんは「沈底魚」を読んだことがありますが、違う側面があることを知りました。

  • 2013年4月24日、初、並、帯無
    2015年8月1日伊勢BF

  • 新たな発見はなし

  • いろんなミステリーが読めるけど、あんまり残らない

  • ひまつぶし

  • たまには短編を
    いろんな人のをちょこっとずついいとこどりを

  • シリーズ最新刊に到着

     泥臭いけど家族愛が光る「父の葬式(天祢涼)」。かなり混線する印象でストレートな理解がしにくいんだが、細い糸をたどると愛がこもった賭事のような意図が見えてくるという感じ。

     少し変わった番外編「本と謎の日々(有栖川有栖)」はベストに選ばれるほどでは無いと断言できる。高名作家をクレジットするための選択かな。

     既読の「機巧のイヴ(乾緑郎)」はやはりすばらしいな。

    「青い絹の人形(岸田るり子)」のどんでん返しは、緻密性はないけどなかなかのもの。

     「ゆるやかな自殺(貴志祐介)」の密室トリックはいい感じだな。あり得そうだ。

     荒っぽいストーリーの「妄執(曽根圭介)」はあんまり好みじゃないな。ダラダラ長すぎる感じ。

     乙一氏の別ネームらしい「宗像くんと万年筆事件(中田永一)」。コナンのようなお話だなぁ。

     最近のマイブームで大期待の「悲しみの子(七河迦南)」は、これがおさめられている本があるのでパス。

     「探偵・竹花と命の電話(藤田宜永)」はさっぱりおもしろくない。なに、これ?

     これまた最近注目の「青葉の盤(宮内悠介)」。重い。悲しい親子の物語なんだが、いろんな専門というか職人技も加わり、ほろ苦いエンディングとなっている。いいね。

     「心を掬う(柚月裕子)」は既読。郵便局の悪さは、時節柄冗談とは思えない。

     「暗い越流(若竹七海)」はブラックかな。あちこちの線がつながるけど、少し繋げすぎな印象。

     今回は既読が多くて少しがっかり。タイミングのよるから仕方ないか。

  • 大はずれ。
    好みのものはなかった。

  • とても読みやすくすっきり解決されるミステリー短編集

  • 12人の作家による傑作推理短編集

    知ってる作家さん、読んだことなかった作家さん
    いろいろだけど、読み応えたっぷり。

    短編だけど、どれもずっしりとした手ごたえの作品ばかりです

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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