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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061154339
感想・レビュー・書評
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最も興味をひかれたのは、稗田阿礼と柿本人麻呂。帝皇日継や先代旧辞を誦習した稗田阿礼に接して、柿本人麻呂は神話を身につけたという説には驚いた。
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万葉集のコンパクトな入門書です。
柿本人麻呂、山上憶良、山部赤人、大伴旅人・家持といった代表的な歌人たちの歌の特徴について解説がなされているほか、万葉集を生んだ時代と風土について著者自身の考えが提示されています。著者は、文学作品を生んだ風土によって、「山間文学」と「水辺文学」を区別することができるという主張をおこなっており、大和地方で詠まれた歌を多く収録している万葉集の山間的性格を指摘するとともに、地方の歌人たちによる歌や東歌などに特有の性格についても、具体例を引きつつ議論を展開しています。
古い本ですが、たいへん読みやすい文章で書かれているので、万葉集についての概要を学ぶためにいまでも有益なのではないかと思います。 -
(1967.01.21読了)(1967.01.18購入)
副題「人間と風土」
*解説目録より*
人間の哀歓を率直に歌いあげた、人麻呂・赤人・憶良・家持らの万葉歌人の、代表的な作品を鑑賞しながら現代にも生きつづける万葉美の世界に目を開かせる最適の入門書。
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