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本 ・本 (225ページ) / ISBN・EAN: 9784061154865
作品紹介・あらすじ
多くの世界的なヴァイオリニストを育てた「スズキメソード」を考案した鈴木鎮一氏による、愛に満ちた教育論を収録した名著。子どもの才能を育む教育論は、音楽関係者のみならず、教育関係者からも読み継がれてきた。「才能は天賦のものではなく、育てられるもの」という強固な信念を持った鈴木氏は、子育てに有益な至言を数多く残しています。人生が変わるかもしれない力を秘めた、名著中の名著といえるでしょう。
多くの世界的なヴァイオリニストを育てた「スズキメソード」を考案した鈴木鎮一氏による愛に満ちた教育論を収録した名著。
子どもの才能を育む教育論は、音楽関係者のみならず、教育関係者からも読み継がれて、91刷43万部のロングセラー。
「才能は天賦のものではなく、育てられるもの」という強固な信念を持った鈴木氏は、子育てに有益な至言を数多く残しています
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「どの子も育つものであり、それは育て方ひとつにかかっている。だれでも自分を育てることができ、それは正しい努力ひとつにかかっている。」
へたな努力をすれば、へたな才能が育つ。すぐれた才能を示したひとびとは、それだけ正しくよい努力を積み重ねたひとびとである。
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やり抜こうーそう決心するひとはたくさんいます。だれでも決心することはできる。しかし、ほんとうにやり抜くひとは実に少ない。決心はしたがやらない。やっても、まもなくやめてしまう。それこそ、多くのひとが経験して、よく知っていることです。どんなことでも、成功する道、ことの成否は、結局、やり抜くかどうかだけにかかっているともいえるでしょう。
やり抜くーつまり、その根気もまた、能力であるがゆえに、育てなければならいないものです。
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本書は、音楽の名演奏家を育てるための英才教育にとどまらない普遍的な真理を追究した本とはいえないでしょうか。単に子どもの教育のみならず、大人の自己啓発書としての読み方も可能です。人生が変わるかもしれない。『愛に生きる』。そんな力を秘めた名著中の名著といえるでしょう。
感想・レビュー・書評
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才能は生まれつきではなく、育てるもの。 日々訓練、努力するという大切な本質に気付かせてくれた本。
鈴木鎮一さんの言葉から自分の考えの甘さを痛感した。
○心に響いた言葉
・一に人物、二に技術
・心おごるところからは、真実と偉大さを知る力を失われていく。
・どの子も育つものであり、それは育て方にかかっている。
・下手な努力をすれば、下手な才能が育つ。
・自分の能力を育てるのは誰か。生まれつきで能力は育っていくのではない。それは、自分だ。みんな、自分が自分を育てるのだ。
・愛は愛によってしか変えられない。
・急ぐべからず。休むべからず。
・教えるのではなく、育てることだ。
・思うだけではチャンスも逃げる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これまで、スズキメソードについてほとんど知りませんでしたが、この本を読んで行間から溢れ出る鈴木鎮一先生の素晴らしいお人柄にとても惹かれました。
すぐやること、休まずゆっくり続けていくことの大切さを思い出させてくれる本。
はっとさせられる言葉がたくさん詰まった素敵な本です。
「私の心に響いた文章ベスト3」は…
「能力が身につく手続きには時間がかかる。(中略)もうだめだとあきらめてしまうとせっかく育ち始めていた能力も外に現れずにしぼんでしまう。そこを忍耐強く繰り返す。そうすれば立派に育ってくる。」
「いつの場合でも優れたものを感じる営みは相手によるのではない。それは自分自身のうちに感じ取る力を持っていなければならない。」
「1年でもそれを目指してやり続けることができるならば、短所は変じて長所となるでしょう。10年続ければ非凡の人となる。」
これらの金言を胸に刻み付けて、今日も練習に、仕事に頑張ろう!という力をもらえる大切な本となりました。 -
「りっぱになっていく原則は,身につけた力をぎりぎりの高さまで築き上げていくこと」
バイオリンの鈴木メソッドで知られる鈴木鎮一さんの本を読んだ。同じ曲を何度も聞かせ,繰り返し練習する意味がわかった。世界最高峰の演奏を繰り返し聴くことで,その曲の持つ精神的な高みにまで,自分の演奏を高めるためだった。バスケットボールを学習しながら,NBAのプレーを見せたことがある。今まで説明してもピンとこなかった子ども達もプレーのイメージをつかむことができた。本物にふれることはいい。暗中模索よりも遠くに灯りが見えた方がいい。 -
この英才教育は人に競り勝つためのものとは違います
「もし、世界の国々が自分の国々の幼い子供たちをほんとうによい人間に育て上げることに全力を注ぐならば、たぶん、地上から戦争はなくなるでしょう」
という鈴木氏の言葉にあるように、もっと深い宗教的な念いを感じさせられる内容です。
読みながら念いを実践に変えていくその生き方に感動しました。
多分ただの英才教育のノウハウだけならここまで広く世界に広まることはなかったのでしょう
愛に生きる、と言う題名がぴったりの名著です -
まだ途中だけど、
クラシックを聴く機会があり、演奏家の方がユーモアもあり余裕を感じさせる素敵な人柄で、あんなふうになるにはどうしたらいいのかと思ったら、たまたま家にあったので、読んでみた。
希望を持てる本。 -
愛を感じる教育論だった。
あとがきに以下のように書いてある。
この地上に生まれるすべての子どもが、みんなよい人間に、しあわせなひとに、好ましい能力のひとになるように−という祈りの心がいっぱいで、今日のわたしは生きております。すべてのこどもは、ことごとくその可能性をもって生まれていることを知ったからです。
自分もこのように謙虚な気持ちで子育てしよう、無限の可能性を持つ子どもを、育て損ねることのないように努力しよう、と襟を正された。
筆者は最近の教育は教える方ばかりをやって、育てることをしていない、という。テストは子供に順位をつけるためのものではなく、どれだけみんながわかったか・わからなかったかを調査するためのものであり、教える側の成績表である、と。
いや本当にそうだなぁ、とハッとした。
運動神経も、記憶力も、勉強も、やれば身につく。出来なければ何度も繰り返すのみ。やらなきゃいけないなぁとおもったらすぐやる。必要な時に実行できる実行力が身に付かないと、長い人生の中でチャンスをつかみ損ねる。
やればいいな、で終わるのは思わないのと同じ結果。
もし間違った癖が身に付いたら、矯正するのではなく新しい能力を身につければよい。
幼少期に人生の基本となる能力や生きる姿勢を身につけさせよう。頑張ろう、と思った。、 -
すべての親御さんに読んでもらいたい本です。
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「なんだか見たことのある名前だな?」と思って手に取った本。本を開いて、バイオリン教本に載っていた人だ!と気づいた。教本をさらっていたときからウン十年経ってようやく、こんな人だったんだなあ、と知る機会になった。
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良書。地道な繰り返し練習の大切さが分かります。
鈴木鎮一の作品





