- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061156586
作品紹介・あらすじ
どうせ、せめて、さすが、しみじみ・・・。
これらのことばが、どのような文化の中に生まれ、私たちをどのように性格づけてきたのか?
長年アメリカで日本語や日本文学を教え続けてきた著者が、身近なことばから日本人独特の心理を探りだしたユニークな文化論。
いまこそ読まれるべき名著の復刊。
感想・レビュー・書評
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【由来】
・神保さん会合の後で須藤さんと話した政治談義で、国民性ということがキーワードになった。それで新書マップで調べたら出てきた。また、板坂元という人は面白そうだ。
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
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[ 内容 ]
言葉と文化、言葉と思想・感情は、密接不離な関係にある。
なまじ・いっそ・どうせ・せめて・さすが・しみじみ……。
私たちが日頃無意識に使っているこれらの言葉は、いかなる文化伝統に生まれ、私たちをどのように性格づけてきたか。
長年アメリカにあって外国人に日本語や日本文学を教えてきた著者が、こんな翻訳不可能ともみえる言葉の底に、日本人独特の論理や価値観をさぐりだしたユニークな日本文化論。
[ 目次 ]
第1章 芥川の言葉じゃないが
第2章 なまじ
第3章 いっそ・どうせ
第4章 せめて
第5章 れる・られる
第6章 やはり・さすが
第7章 しみじみ
第8章 ところ
第9章 明日は試験があった
第10章 人情
第11章 何事のおはしますかは
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
福澤一吉氏(『議論のレッスン』)推薦。日本語のなかから日本人の考え方を反映すると思われる言葉(たとえば「やはり」)をとり出し、ひとつひとつ丁寧に解説、解釈をしている。
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日本「語」の論理構造ではなく,日本「人」というところがミソである.