日本人の意識構造 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061156937

作品紹介・あらすじ

子どもを危険から守るとき、日本人はかならず前に抱きかかえる。それはなぜか――。日常の何気ない動作や人間関係に表われる意識下の民族的特質に注目しつつ、ユニークな視点から日本人像をあざやかに浮かび上がらせ、独特の歯切れのいい会田史観を展開した快著。話題のロングセラーの新書版である。

短距離とマラソン――わたしたちはかならず、ひじょうに短い目標を定める。10日間がんばれ、20日間がんばれ、せいぜい1年間がんばれということになり、そういうときにはエネルギーが集中する。背中で対象を感得できる程度に短期目標であり、想像力でも把握できるように具体的な競争相手を明確に設定するとき、はじめて、その達成にひじょうな努力を払うということになる。突貫工事とか、追いつけ追いこせ、という形にするときひじょうにうまくいく。これは、内側を向いている人間の心理、内側を向いている精神的姿勢の特徴であろう。それは、ひじょうな長所であるかもしれない。一方、ヨーロッパ人に対して、3日間だけ、1年間だけがんばれといっても効果はすくない。壮大な長期目標がないと元気が出ないというのがヨーロッパ人、つまり外側に向いている人間の弱さである。――本書より

書評再録(本書より)
●日本人とは、どういう民族なのか、その特質はどこにあるのか、いまほど問題にされているときはない。国際的にもそうである。本書は、日本人の意識構造の特質を、独自の発想法でみごとにえぐり出している。――-毎日新聞-
●だれもが知っていること、逆に、だれもが見のがしていたことを手がかりに、日本人の長所や短所が、アメリカやヨーロッパと対比のうえで描き出されてゆく。……実にみごとな料理ぶりというほかない。――鯖田豊之氏-読売新聞-
●学問の通常のワクを越えた発想をしながら、それが単なる思いつくではなく、ユニークな体系にまで発展し、それが文化や時務の解明、批判の武器として活用されている……氏のものはいつも独自であり、新鮮である。――尾鍋輝彦氏-サンケイ新聞-

感想・レビュー・書評

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  • 「アドラー心理学入門」の参考文献から興味を持って読んでみた。
    昭和45年の本なので、同意できる部分と、そうでない部分があることは事実。日本も変わってますからね。
    特に同意できないのが、プライベートな部分まで部下の面倒を見てくれる上司が好まれるという話。いまどきそれはないでしょう。日本も欧米化してきているのでしょうか。
    一方で、察することが出来なかったために、嫁姑関係が悪化するなんて話は、いまだに日本に根強く残っている部分だなと感じます。なんでお互い空気を読まないといけないんでしょうね。国民性とはいえ理解に苦しみます。

  •  1960年代から、やたら流行った「日本人論」の火付け役のような本。高校性でも読んでいたんだからすごい。
     会田節と呼ぶべきか、啖呵を切り続ける体力と根性のすごさ。でも、わかりやすすぎる怪しさは要注意。
     今となっては、懐かしいというべきか。

  • 日本人の意識構造の特徴は
    ・うつ向き姿勢(危険に背を向けてうずくまる防御姿勢)
    ・背後主義(敵と正面向かって対峙しない)
    ・内側に敵を求める意識

    日本人にとって平和は現状であり守るもの。外部と無関係に現状が維持でき、現状維持を平和を守ることと考える。復興に強い。人間関係がタテ(内)偏重になる分、タテの繋がりが公私に渡り強固。※古き時代の話の気がする。
    ヨーロッパ人にとって平和は作るもの。外部の変化に応じて主体的に外に働きかけてはじめて守れるものと考える。自己PRに強い。

  •  
    1972年に発行された本だが、令和の今に読んでも頷ける部分が多い。筆者が30年後を憂いている文章があるが、日本人の基本構造は変わっていないと思える。「察し」と「思いやり」についての記述は興味深く、50年たった今読むことで時代の変化を感じた。

  • 初版が1972年という数十年前に書かれた本だが、内容は難しかったがおもしろかった。特に第一章は興味深い内容だった。今に通じるところもあれば、時代は大分変わったというところもある。P.158〜の「察し」と「思いやり」が失われてしまったという部分が印象的。

  • 105円購入2011-03-02

  • 【由来】


    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】

  • ■書名

    書名:日本人の意識構造
    著者:会田 雄次

    ■概要

    子どもを危険から守るとき、日本人はかならず前に抱きかかえる。
    それはなぜか――。日常の何気ない動作や人間関係に表われる意識
    下の民族的特質に注目しつつ、ユニークな視点から日本人像をあざ
    やかに浮かび上がらせ、独特の歯切れのいい会田史観を展開した快著。
    話題のロングセラーの新書版である。
    (From amazon)

    ■気になった点

    なし

  • 子どもを危険から守るとき、日本人はかならず前に抱きかかえる。それはなぜか――。日常の何気ない動作や人間関係に表われる意識下の民族的特質に注目しつつ、ユニークな視点から日本人像をあざやかに浮かび上がらせ、独特の歯切れのいい会田史観を展開した快著。話題のロングセラーの新書版である。

    日本人の意識構造
    日本的日本人
    日本人の精神的原点

  • 14/02/22読了

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著者プロフィール

会田雄次

一九一六年京都府に生まれる。四〇年京都帝国大学史学科卒業。四三年に応召、ビルマ戦線に送られ、戦後二年間、英軍捕虜としてラングーンに抑留された。帰国後、神戸大学、京都大学(人文科学研究所)をへて、京都大学名誉教授。専攻はイタリア・ルネサンス史。著書は『アーロン収容所』『ルネサンスの美術と社会』『ミケランジェロ』など多数。九七年逝去。

「2019年 『日本史の黒幕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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