新書西洋史 5 (講談社現代新書 315)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061157156

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  • 初期近代のヨーロッパ史の概説書。ヨーロッパ諸国のヨーロッパ外への進出の動きと、内部での国際関係、主要な絶対王政国家の動向やそこから離脱していく動きを概観する。基本的には、封建貴族と台頭しつつあるブルジョワジーとの均衡の上に成り立つ絶対王政というマルクス主義の理解を踏襲した枠組みで叙述がなされている。そのため、その後の研究の進展によって様々な点で理解のアップデートが必要になるのは間違いないが、古典的な絶対王政・絶対主義理解の内実を知るためには有用である。

  • 表現はかたいし、やや難しいきらいもあるので
    適度な部分を理解して読み飛ばす勇気も
    時には必要となります。
    だけれども、教科書では上っ面でしか
    学べなかった歴史を仔細に学べるのは
    やはり秀逸。

    終盤の方にアメリカの独立戦争が出てきます。
    もちろん、あの今も切れない負の歴史も出てきます。
    かたや廃止、かたや存続。
    新大陸の発見は多くの恵みをもたらした一方で
    人が向かい合わないといけない「過ち」も
    生み出したことを忘れたくはないですね。

  • 新書文庫

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