- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061158368
感想・レビュー・書評
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自分にとって大切な本を繰り返し読むこと。
書斎を持つこと。
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これまで読んだ知的になる本の中で、一番自分に合う感じがした。
学びの興味はあっても、選ぶコツだとかが適当だとうまくない。自由をとって幸せを取らないみたいなことにもなりかねない。
知的な自由でいながら満たされる可能性を感じられた。いつまでも勉強をしているけど、強い諦めも感じていた。少しマシになれそうな気がした。 -
初版と言うか第一刷を持っている。
本書の出る前は、知的と言うと京都大学教授の梅棹忠夫さんの知的生産の方法だった。
そこに上智大学教授渡部昇一さんの知的生活の方法が出た。
発想法、KJ法の東京工業大学教授川喜田二郎、
地球物理学東京大学教授の竹内均、
頭の体操の千葉大学教授多湖輝等々が活躍していた頃だ。
岩田一夫もその頃か。
知的生活には、エアコンが必要だ
と書いて、一部からは 贅沢だと叩かれた
という時代だった。
しかし本書は新鮮だった。
知的という言葉を、生産から生活に拡げた功労者だと思っている。
日経新聞のおかげで、渡部昇一さんの講演会を聴く機会を得たのも、本書の縁だと思っている。
まとまってないけど、リリース。
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知に対する美徳が感じられる良書。
カード式の使い方や、蔵書が知を作るといった論は楽しかった。 -
読書家に読んで欲しい本。
読書術や勉強術といった類いの本ではなく、知の巨人たちが如何に自分達の知的生活を持ち続けるかという本である。
少し前の時代の知の巨人の話を聞くことで学ぶことの原点を改めて見つめ直すことができる。 -
読書カードのつくり方が参考になった。
散歩は良いモノ -
この本を読んで学問に志を立てた教師は多数います。知的生活に文系理系の違いは無く,学生時代に読み,将来の進路の指針になりました。「身銭を切って本を買う」,「図書館に住む」など,内容は今も記憶に残ります。
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読んでると明らかに時代が古いのに今に繋がってて面白い。
著者が英語の小説が面白いと読めるようになるまでの過程とか、すごいなと思った。
食費を削って本を買う、学生あるある。
本に関して買うことよりも収納場所に悩むのはいつの時代も変わらないんだなとか。
まあ私は買ってしまって後で困るタイプのお馬鹿さんだったけど。
田舎に送りすぎて床が抜けるところまでがワンセットですよね。
あと、卒論書く時に教授に京大式カード作らされたけど元ネタはこれか! って発見が。
教授、当時この本教えてくれてれば読んだのにと思ったり思わなかったり。
あと理想の家の本棚に関しての延々とした語りとか、夜型朝型に関してだとか食事に結婚などなど知的生活を送る上で重要そうな事柄に関してもその当時の時代背景に合わせて色々かいてある。
この本好きだわ。 -
この本は、梅田望夫さんの「Web時代を行く」という本で取り上げられていて、気になったので読んでみた。
本当に面白いと思えるものを見つけること、そして見つけたものに対して継続的に活動や努力をし続けることが知的生活の根本的な考え方かなと。
好きなことを見つけたら、余暇のほとんどの時間をそのことに費やしても苦にならないし、モチベーションも維持できるというものだろう。
知的生活には、絶えず本を買い続けることや、知的正直(わからないのに、わかったふりをしない)であることの重要性が書かれている。
後半は、ワイン、散歩、クーラー等の効用が書かれていて、さらっと面白い。
また、知的生活には、家族との付き合いや結婚にも慎重であるべきというような記述や、本の置き場所が重要だから書斎や書庫、部屋が載った家の設計図まで載ってて、どこまで!?という感じもするが、そこは著者の情熱なのかなと。
なかなかよい本でした。 -
知的な喜びの源泉は、自己に忠実であって、不全感をごまかさないことを感じてのみ与えられる。分からないものをわかったふりをするはせずに、面白くないものを面白いというふりをしない。
面白くない本を無理して読んでも、読後に何にも残らないのは確か。知的向上を図るためには、自己に忠実であるべき。
自分の古典を見つけるというのも、新たな知的発見が可能となる。早速、2-3年前に読んだ本の読み返しを行おうと思う。