いかに生きるか (講談社現代新書 445)

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061158450

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  • 彼の思想の中核をなす「経験」は、言葉から出発するものではないこと、そしてそれが信仰と死に行きつくということが朧げにわかった。
    一人一人が自分の責任において物事を考え、経験を成熟させていくことが、ひいては社会を変えていくことにつながる。

  • 罪を赦すことができるのは神だけである。
    人ができるのは、人の罪を忘れるということ。

    キリスト教の観点から、自己について、経験について書かれています。
    果たして自分は、確固たる一人称に基づいて、生きる中での決断を下せているのか。。

    戦争と、その直後の西欧生活を経て、強烈な「日本人としての自己」を意識した「経験」をもつ著者でこそ書ける文章やと思います。

  • 一人称、二人称で成り立つ日本人の人間関係。そしてそれによって空洞化されるであろう民主主義。少し繋がりが短絡的なのではないかと思う部分もあったが、ほんとうに「日本人の生のありよう」に迫った本であり面白い。

  • 人間が自分自身というもの、あるいはむしろ自分の経験というものを見出してゆく、そしてその自分を深め、自分を豊かにし、自分を充足して生きてゆく、そうした生き方が、無数に組み合わさって、一つの社会というものができてくるというものです。そしてその一つ一つの単位が、個人なのです。
    ちゃんと立派に死ぬためには、立派に生きなくてはなりません。経験、経験と言っているけれども、その最後は死しかないわけです。

  • 著者:森有正(1911-1976、新宿区、哲学)
    解説:山形孝夫(1932-、仙台市、宗教人類学)

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著者プロフィール

1911年東京に生れる。1938年東京大学仏文科卒業、卒業論文はパスカル。その後同大助教授をへて、1950年8月、戦後初のフランス政府給費留学生として渡仏。この時以降、一時的な帰国をのぞき、日本に戻ることはなかった。パリでは国立東洋語学校およぴソルポンヌで日本語、日本文学を講じ、1972年からはパリ大学都市日本館の館長をつとめた。『バピロンの流れのほとりにて』をはじめとする一連の著作は、経験と思索を独自の言語表現にまで高めたものである。1976年10月18日、パリで逝去。著書は『森有正全集』(全14巻・別巻1、筑摩書房、1978-82)にほぼ収められている。訳書にはデカルト『真理の探究』、バスカル『幾何学的精神』(ともに創元社、1947)、アラン『わが思索のあと』(思索社、1949)ほかがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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