マックスウェルの悪魔 確率から物理学へ (ブルーバックス)

  • 講談社 (1970年1月1日発売)
3.50
  • (5)
  • (2)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 106
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784061177529

みんなの感想まとめ

現象や考え方に対する驚きを通じて、深い思索を促す作品です。読者は、独特の例え話や愉快な挿し絵を楽しみながら、物理学の奥深さに触れることができます。文章は映画からの写真と共に展開され、視覚的な楽しさも提...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 熱力学の第2法則(エントロピー増大の法則)の隙を指摘してきた「マックスウェルの悪魔」を一般向けに解説したブルーバックス。

    不可逆なエントロピー増大を統計力学の立場から確率論として捉えると、それを破るマックスウェルの悪魔は可能性極少であるものの完全否定できない。
    宇宙の歴史や実験事実は古くから第2法則を完全支持しているが、ゼロでない悪魔の存在を論じる科学的興味は現代でも尽きないように思う。

    ただ、テーマとして面白いものの、本書は雑多なエピソードの羅列感が強く、読み物としてのまとまりを欠いているのが一般人にはつらいところ。

  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • しっかり燃えているストーブの上のやかんの水が凍ります。
    うっかりしてると、人は空へ向かって落ちます。
    カフェオレが、珈琲と牛乳に勝手に分離します。

    そんなことが起きたら大変だが、エネルギー保存則には違反しない。そして、絶対起こらないが、確率はゼロではない。

    マックスウェルの悪魔が大挙して現れるとこれが起こってしまうのです。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】421.4||T【資料ID】19303576

  • #読書 めっさ面白かった。現象の驚きと、例え話の驚きと、考え方の驚きと。文も、映画からの写真も粋でした。挿し絵も愉快。旧版なのでカバー表紙は安野光雅さんの絵で。中学生の時に読んでいれば…また読む。

  • 永久機関がないのがなぜなのかわかります。

  • ものすっごく小さくて、分子や原子を自由に操る悪魔がいる。カフェラテをミルクとコーヒーにわけ、燃料を燃やすことなく永久にエンジンを回し、火にかけたやかんのお湯を凍らせる。そんな悪魔の世界、確立に支配された物理の世界。世界の成り立ち、ちょっとわかります。内容はやや専門的。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1928年浜松市生まれ。海軍兵学校、旧制一高から東京文理科大学物理学科へとすすみ、同大学院では統計力学を専攻。物理学の全分野にわたって幅広い知識をもつ。横浜市立大学で教鞭をとり、同大学名誉教授。研究者ではあるが、専門分野以外でも多芸多才。国内の写真なら、一目見て何県何市かがわかるという。ブルーバックスの著作は『四次元の世界』『10歳からの相対性理論』『マックスウェルの悪魔』など17冊(うち共著1冊)。累計300万部を超える。2002年7月惜しくも逝去された。

「2019年 『トポロジー入門 奇妙な図形のからくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

都筑卓司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×