やさしいトポロジー: はじめて学ぶ人のために (ブルーバックス 239)

  • 講談社 (1974年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (233ページ) / ISBN・EAN: 9784061178397

みんなの感想まとめ

数学の一分野であるトポロジーの魅力を、独特の例えを交えながらわかりやすく紹介している本です。トポロジーは、物体の形状を柔軟に捉えることができる学問で、コーヒーカップとドーナツが同じ形と見なされるような...

感想・レビュー・書評

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  • 大体楽しんで読んだ。トポロジーの世界観は面白い。

    トポロジーは柔らかい幾何学と言われる。図形をゴム製や粘土製のように考える。ある図形Aを自在に伸縮させて、もう一方の図形Bに変形できれば、同一視し、数学用語でAとBは同相であるという。有名な例ではコーヒーカップとドーナツは同相である。図形の部分を切ったりくっつけたり、穴をあけたり埋めたりは、できない。コーヒーカップとソーサーは同相ではない。

    数学的なお話なのだが、筆者は数々の独特の例えを引き合いに出してきて、なかなか飽きさせない。たとえば、同相写像は町ぐるみの引っ越しに例えている。定義は、上への一対一写像で双連続。上への一対一写像だから、引っ越した先で見知らぬ物件が増えていたり、反対に宅地が消えていたりすることはない。連続性は、近傍の移り方を考えるのだから、ご近所さん同士が挙って引っ越したと言われてしっくりくる。

    群論の章からは"数学っぽさ"が強くなる感じがする。ホモロジー群・ホモトピー群を垣間見るのに群論の装備が要るから仕方がないのだろうか。最終盤は結構読み流してしまった。専門家でも校正係でもないからよいか。これは昭和49年の本で、古い。以降、4色問題は解決され、ポアンカレ予想は証明された。ホモトピー群の口から聞き出せた情報も色々とあるのだろう。

    少々誤植あり。ブルーバックスは誤植が多いイメージがある。比較的新しい本の場合、公式HPに正誤表が公表されている。しかしこの本は古いからか、私には見つけられなかった。
    p.41,l.2、×終わりのない話を、○終わりのない話も
    p.47,最後の行、×寄数、○奇数
    p.51,最後の行、×線分どおし、○線分どうし
    p.88,l.4、×符合、○符号
    p.156,l.8は、×対象律、○対称律
    p.159では、3で割り切れる整数全体Kが途中からMにすり替わってしまっている。
    (昭和49年6月30日第1刷)

  • 完全に消化不良。これを読む前に語彙について免疫がいる。辞書的な本か?初学には辛い。

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著者プロフィール

1926年,横浜市に生まれる.1948年,東京工業大学建築学科卒業.米国プリンストン高等研究所員,横浜市立大学教授,東京工業大学教授を経て,東京工業大学名誉教授,青山学院大学理学部教授.理学博士.

「1992年 『数学定理・公式小辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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