地下室からのふしぎな旅 (児童文学創作シリーズ)

柏葉幸子

• 講談社

感想・レビュー・書評

[ぽんたさんの感想 · 2009年6月2日]

沼地の黒、夏のたそがれどきの黒、さぎ草のさきはじめの白、夕立ちぶくみの夏の雲の白、あわ立てクリームの白、くもの糸の白。

たくさんの色がでてくるシーンがなにより衝撃的でした。
この時のわくわくした感じは、こどものころから、ずっと消えていないような気がする。

著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの　15つぶの　だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」