クレヨン王国の花ウサギ (児童文学創作シリーズ クレヨン王国シリーズ)

  • 講談社
3.60
  • (3)
  • (4)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061190986

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どんなに小さくても、どんな事情があっても、本人が善良な人間であったとしても、彼らにとっては人間であるというだけで罪なのだ。
    でも、人間はそういう生き物なのよ。
    そうしなきゃ生きられない生き物。
    誰かが言ってましたけど、そういう性質の人間も、また自然の一部。
    他の生き物には大変迷惑な話でしょうけどね…

  • 【経緯】
    クレヨン王国が良いと同世代のみんなから聞いていて前から気にはなっていたの

    【内容】
    チホのお兄ちゃん達が遠足で行方不明に
    陶芸師が封じた壺が割れてしまい、アクマのサメが復活してしまう
    環境破壊をする人間をこらしめてやろうとするアクマのサメ
    お兄ちゃん達は魔法でいろんな動物にされてしまう
    人間はいいやつ?悪いやつ?クレヨン王国で意見が分かれる
    チホとウサギのロペはお兄ちゃん達を探しにいく

    【感想】
    •こどもできたら読ませたい。
    自然の描写がとてもいいです、とても。
    想像力と思いやりを育てる本。
    •自然破壊についてこどもに分かりやすく考えさせる良い本。身近な人間が魚に変えられて、池が汚水で周りの生き物が生きられなくなっていく様が普通に怖い。
    •チョウの芋虫がハチに寄生される描写が衝撃的。村山由佳の絵のない絵本でもあったけどやっぱりうわーてなる。
    •生き物の食物連鎖、儚さの描写がいい
    •こどもの心理描写もいい。100点は見せないで60点をみんなに見せるこどもながらの演じ方とか。

    【引用】
    かくごが決まったようだ

  • クレヨン王国の2巻です

    自然を破壊しまくる人間って悪いなあ・・と生き物たちに申し訳ない気持ちになります・・。

    虫や魚に変えられちゃったひとたちの描写もあって、
    毎日サバイバルで命をとるかとられるか、みたいな
    大変だなあ

    植物や虫や鳥やいろんな生き物がたくさん出てきて、
    図鑑ほしいなあ(全然ビジョンが浮かばない)と思いました

    うさぎとお兄ちゃんの友情というか愛情に心があったかくなりました。うさぎかわいい

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福永令三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×