プリンシピア: 自然哲学の数学的原理

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (898ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061221390

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  • NDC(8版) 423

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    ── ニュートン/中野 猿人・訳《プリンシピア ~
    自然哲学の数学的原理 1687-1726 197709‥ 講談社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4061221396
     
    …… “Hypotheses non fingo(われ仮説を立てず”と宣言した。あく
    まで観測できる物事の因果関係を示すという哲学、解釈を展開した。
    これは、「作り話」的な説明もあるデカルトの自然学を批判したものだ
    とされる(Wikipedia)。
     
     Newton, Isaac    16430104 England    17270331 84 /16421225 Julius 17270320
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20150923 色彩論・色彩学・色彩心理学に関するQ&A
     Barrow, Isaac    163010‥ England    16770504 46 /もう一人の“アイザック”
     
     Descartes, René   15960331 France Swedn 16500211 53 /
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%C7%A5%AB%A5%EB%A5%C8
    ── デカルト/落合 太郎・訳《方法序説 1953-1979-1967‥‥ 岩波文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JA8I28
     
    ── コペルニクス《天球の回転について 1543‥‥ 19530505 岩波文庫》矢島 祐利・訳
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003390512
     
    …… ニュートンは良き師に巡り会うことになった。アイザック・バロー
    である。ケンブリッジにおいて1663年に開設されたルーカス数学講座の
    初代教授に就任したバローは、ニュートンの才能を高く評価し、多大な
    庇護を与えた。バローは時間、空間の絶対性を重要視するプラトニズム
    を奉じた数学者であり、ニュートンの思想にも大きな影響を与えた。バ
    ローのおかげもあり、1664年にニュートンは「スカラー」[3](奨学金
    が支給される学生)にしてもらうことができ、さらに翌年には学位を授
    与されることになる。彼との出会いによってニュートンの才能は開花し、
    1665年に万有引力、二項定理を発見、さらに微分および微分積分学へと
    発展することになった。ペスト禍を逃れて故郷の田舎にいた18ヶ月間の
    休暇でなしとげたことで[4]、ニュートンの三大業績は全て25歳ころま
    でになされたものである[1]。
     
    …… ニュートンの死後残された蔵書1624冊のうち、数学・自然学・天
    文学関連の本は259冊で16%であるのに対して、神学・哲学関連は518冊
    で32%である[1]。 ニュートンが哲学者として、聖書研究や錬金術研究
    も重視し、熱心に研究を行い努力していたという事実については、後の
    時代に登場することになる科学者たちが、自分たちの気に入る英雄像を
    作るために、事実をゆがめて書いたり、自分たちに都合の悪い事実を無
    視するかたちで科学史を書くということが繰り返された[1]ので、やが
    て忘れられてしまうことになった。20世紀になり、ケインズなどが歴史
    的資料の収集・再検証が行い、ようやくそうした科学史の嘘、科学者ら
    による嘘が明らかになった。
    …… ニュートンの自宅はウェストミンスター公立図書館になった。
    (Wikipedia)
     
    (20180820)
     

  • ニュートンのプリンキピア。どんな内容なのだろうと気になって手にとった。物理や数学の基礎知識が乏しい自分には、内容を理解するのが難しすぎた。しかし、ニュートンが様々な自然現象を数式で表そうとしていたことは理解できる。ニュートンの言葉にもある通り、寝ても覚めてもそのことを考え続けてきたのだろう。

    アインシュタインもそうだが、彼らは我々のように、教わったことや学んだことに対して簡単に納得したりはしない。フロンティアたる彼らは、物事に対して常に疑いを持ち、徹底的に考え続ける。だからこそ、新しい発見が生まれるのだろうし、本質的なものが見えてくるのだろう。そのニュートンの思考の成果がプリンキピアである。彼が興味を持って取り組んできたこと、考え続けてきたことが余すところなく書き記されている。物理や科学に興味のある人は是非読んでみるといい。

  • すてきな装丁の本なので、インテリアとして購入し、本棚に飾ってあります。
    時間のあるときに、ブランデーなど傾けながら、読もうと思っています。
    ニュートンの足跡を辿り、ニュートン力学のすばらしさと限界を確かめようと思っていました。
    設計工学の本で引用しているので、設計者という視点で読みなおそうと思っています。
    ユークリッドの原論も参考文献なので、どちらも読破をめざします。

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