赤毛のアンシリーズ 2

ルーシー・モード・モンゴメリー 村岡花子

• 講談社 (1966年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[くんたろうさんの感想 · 2016年6月12日]

美しい夢のようなことばで語られる日常。特に言葉の使い方の優雅さ、たおやかさは、モンゴメリー自体がそうなのかもしれないけれど、村岡花子の翻訳に依るところが大きいのかと思ったり。本書は印字の文字（活字）も古くて、それがまたいい。

実は現在３巻目に突入しており、こちらは201０年に村岡花子記念館の村岡美枝、村岡恵理両氏によって読みやすくしたと解説にある文庫本で読んでいる。読み始めた時に、あれ？今までとちょっと違う？あれ？あれ？と思って、解説を読んで納得。読みやすさは文字にしろ文章にしろこのクラッシク版より上なのだが、指にできた極々小さなささくれの１つ程度のことなのだが、でも全く違うのだ。かすかな息遣いが違うのだ。
アンが読みたいというより、村岡花子の心に触れたくて読み始めたアン。そんな私にとってこのクラッシク版はとても良かった。

[hahaさんの感想 · 2011年8月13日]

子供の頃、母が全巻を買ってくれました。何度も読み返した大好きな本です。