100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
4.22
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本棚登録 : 6632
レビュー : 1155
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061272743

感想・レビュー・書評

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  • この本はブクログや姉に贈るにあたって前情報が頭にありました。
    姉にはもちろん新品を贈ったが、金欠なので私は行きつけとなったコミュニティの図書館で読む(笑)
    余談だが、今はカーリル https://calil.jp/ というサイトがあって事前に蔵書があるか確認できるのです。おや、書評やまとめも作成できるとは。ブクログに負けず劣らずですね。

    読んでみるとなかなかに切ない。
    100万回生きそしてあっさりと死んでいくとらねこ。何度も繰り返された生死。しかもそれは退屈な。

    100万と1回目(?)にしてただ一匹の猫としての生を受けます。
    ずーっと何をするにも「大嫌い」だった彼は自分のことが大好きになりました。
    しがらみもなく、また男として100万回をくぐり抜けた勲章を手にしたからでしょうか。
    マドンナのしろねこに語って聞かせます。でもクールビューティのしろねこはなんだか退屈そう。
    それからとらねことしろねこは結ばれます。
    そして突然の別れからとらねこは愛を見つけます。自分以外のものへの愛です。
    釈迦は輪廻転生を繰り返し、悟りを開きました。悟りを開くと二度と転生することはありませんでした。
    転生を繰り返した囚人ねこは、他者を愛することで、もう生まれ変わる輪廻から出ることとなりました。愛という悟り、いや大切な気づきを得たのですから。

    この絵本で著者は「慈愛」のメッセージを読者へ伝えたかったのではないでしょうか。
    子供が、自分以外の他者を認めはじめた時に、愛を持って接せるように。大人が他者に無頓着にならないように。

    ねこのように、他者へ、愛を伝えたくなりますね。

    • 5552さん
      夜型読書人さん、こんばんは。

      去年のクリスマスくらいにこの本を読んでから半年余り。
      懐かしいなあ、と思いながらレビューを拝見させてい...
      夜型読書人さん、こんばんは。

      去年のクリスマスくらいにこの本を読んでから半年余り。
      懐かしいなあ、と思いながらレビューを拝見させていただきました。

      未知の本のレビューを読むのも楽しいのですが、読んだことのある本を思い出しながら他の方の見解を知るのもまた格別です(^-^)

      夜型読書人さんのレビューの
      ‘子供が、自分以外の他者を認めた時に、愛を持って接せるように。大人が他者に無頓着にならないように’という言葉にはハッとさせられました。

      ついつい無頓着になりがちですから。

      コメント書きながら読みかえしてみたんですが、やはり素敵な、自分にとって大事なお話なんだなと思いました。

      それでは、お邪魔しました(^-^)/

      2018/05/13
    • 夜型読書人さん
      こんにちは
      5552さんのコメントに感謝いたします。
      そうですね、読んでいてうーんと考えてしまいました。
      とても子供向けとは思えない文学性を...
      こんにちは
      5552さんのコメントに感謝いたします。
      そうですね、読んでいてうーんと考えてしまいました。
      とても子供向けとは思えない文学性を持った作品なのですもの。
      私の見解にそのように言っていただけて嬉しいです。
      またいつでもいらしてください。
      2018/05/13
  • H30.9.2 読了。

    ・死を恐れない自分が大好きな虎ネコが、愛する者が出来てから愛する者と生きることを選んだ。どちらかというと大人向けの絵本。

  • 100万回生きて、100万回死んだのに、一人の飼い主も愛せなかったねこ。
    だけど、101万回目に、のらねこになって、はじめて自分のねこになったねこは…。

    誰かへの愛
    愛した誰かに愛される幸せ
    愛する誰かと寄り添う幸せ
    別れの哀しさ

    101万回目にして、ようやくこのような感情を知るねこは、とても愛おしく、とても哀しいです。

    けれど、それだけではなく、ねこの姿には、

    自己への愛や傲慢さ

    そして、

    愛されても愛せないこともあること
    愛しても愛されないこともあること
    束縛のない自由の身だからこそ得られるものがあること

    といった、ある種の真理が込められている気がします。

    ラストの一行には、きっと、ねこは、100万回もの間、心のどこかで孤独に探し求めていたものを、101万回目にしてようやく手にできたからなんだろうなあ…としんみり。

    きっと、もう、探す必要がないくらい、ねこは十分幸せで、そして、十分哀しかったのだったのだと。
    100万人の飼い主の気持ちに想いを馳せたかはわからないけども…。

    たった30ページなのに、本当に色々なことを思う絵本です。

  • Eテレでやっている『ヨーコさんの‘言葉’』が結構好きでテレビをつけてやっていたりするとよく聞いていたりする。聞くとザワザワしていた心がシンとしてフラットに戻れる気がするからだ。
    そのヨーコさんのいわずとしれた代表作がこの絵本。
    高校生の時買って、数年後弟に借りパクされてから(職場に持ってって共有スペースに置いておいたら誰か持ってっちゃったらしい)数十年。
    他のブクログユーザーさんのレビューを読んだら、どうしてもまた読みたくなってしまい買ってしまいました。

    今日届いたので早速読んでみました。
    前と変わらないシンプルな装丁なので懐かしさで一杯になる。
    前は「ちょっと絵柄がワイルドすぎて好みではない」と思っていたヨーコさんの絵がとんでもなく素敵にみえる。

    昔読んだ本で、宮台真司さん?が「あれって囚人服だよね」と書いていたのを思いだし、この本の意味がちょっとわかった気がする。勘違いかもだけど。

    誰も愛さないことは罪。
    生まれ変わるのは罰。

    自分も他人も愛せないからまた‘生まれて’‘死んで’しまうのだ。

    ヨーコさんのこの絵本には仏教的思想がベースにある、というのも聞いたことがある。

    仏教に明るくないのでよく分かんないんですが。

    おはなしの内容ですが、まず何度も繰り返される「猫は○○なんか、大嫌いでした」の言葉に胸が切なくなる。なんで大嫌いだったんだろう。死んだら泣いてくれるのに。‘誰か’のものである猫生なんていらない、と思っていたんだろうか。
    理由はないのだろうか。

    百万回目にようやく‘誰のものでもない自分’になり自分を愛することを知る。

    自分に自信がある立派な猫なのでモテモテになるが、‘自分‘が一番好きなので他猫を愛することができない。

    「おれは100万回もしんだんだぜ。いまさらおっかしくて」

    そこに現れたのが白いねこ。
    とらねこの自慢に見向きもしない。

    その白ねこの態度がまた天然?小悪魔(笑)

    必要最小限の言葉と行動で自分大好きっこのとらねこの心を奪ってしまう。

    とらねこの「そばにいてもいいかい」は最強のプロポーズの言葉ですね。素直で押し付けがましくなく本当に心から出た言葉って感じがする。

    そしてラスト。
    白ねこが死んで100万回も泣いたとらねこは後を追うように死んでしまい、‘もう生まれなく’なってしまう。

    とらねこは‘罪’を許されたのだ。

    百万回も生きたのに、本当に「生きた」のは最後の一回だけだったんでしょうね。

    輪廻転生とか信じてないんですが、この絵本のおはなしにはグッとくるものがあります。

    今度は死ぬまで手元に置こう(笑)

    • 5552さん
      こんばんは、読書 猫さん。
      コメントありがとうございました。
      この絵本、いい本なんですよ~。
      大泣きしました(TДT)
      お姉さまにプ...
      こんばんは、読書 猫さん。
      コメントありがとうございました。
      この絵本、いい本なんですよ~。
      大泣きしました(TДT)
      お姉さまにプレゼントされたとのこと。
      喜ばれたでしょう?
      私は逆に持ってかれましたが...(^^;
      でも良い本なので弟の職場の人に読まれたかもしれないのは嬉しいことです。

      読書 猫さんの解釈にはなるほどと思いました。
      輪廻地獄、怖そうです。
      ‘死’を解放ととらえるのですね。

      レビューには書きませんでしたが、とらねこは白ねこを愛してなかったら、‘永遠に’生と死を繰り返したのでしょうか。「一億回も生きたんだぜ。いまさらおっかしくて」とか言いながら。
      どちらが幸せでしょうか。

      あ、読書 猫さんはお読みになってないんでしたね。私の拙いレビューの情報だけ(他のレビュアーさんのレビューもお読みになってるかもしれませんが)というのは作者のヨーコさんにあまりにも悪いので、本屋で立ち読みでもいかがですか(^-^)
      本が読めるって幸せなことですよね。
      読めないときはほんとに読めないですし。

      またお越しくださいね~。
      2017/12/23
    • えほんのむしさん
      5552さん、こんばんは。
      コメントありがとうございました!
      なかなか勇気が出ずコメントができなかったのですが、この機会に残していこうと...
      5552さん、こんばんは。
      コメントありがとうございました!
      なかなか勇気が出ずコメントができなかったのですが、この機会に残していこうと思います。

      誰も愛さないことは罪。
      生まれ変わるのは罰。

      この言葉にとても衝撃を受けました。
      私も小学生の時に「ドリフの囚人服みたい」と思ってはいたものの、レビューにも書きましたが鈍過ぎて全く理解できませんでした。
      それが二行で書けてしまうとは…
      読書感想文を書くのが苦痛でしかないような人ですから、5552さんのように書けたらどんなにいいかと思います。
      とっても羨ましいです!
      めずらしくスムーズに書けた夏目漱石の『こころ』の感想文は、先生に「えほんのむしは変わった考え方をするね、面白かったよ」と言われる始末です(笑)
      逆に一般的な意見がどうなのか聞いておけばよかったと今でも思います。
      (当時の自分がどんな感想を書いたのか忘れましたが)
      こんな変わり者でもよろしければ、今後もよろしくお願いします<(_ _)>
      2018/02/02
    • 5552さん
      えほんのむしさん、こんばんは。

      コメントありがとうございます!
      誉められ慣れてないのでびっくりしてます。

      『100万回生きた猫...
      えほんのむしさん、こんばんは。

      コメントありがとうございます!
      誉められ慣れてないのでびっくりしてます。

      『100万回生きた猫』
      わたしも初めて読んだときは、「思ったより感動しないなあ」でした(^-^;
      しばらくして宮台さんの発言を知り、「へー、そんな意味があったんだ~」と。
      その後十年以上の時が立ちブクログをはじめました。
      そして、えほんのむしさんのこの本のレビューをポチしてくれた方がいて、新着レビューに上がっていたんです。
      読んでいた本だったので興味をもって読ませていただき、どうしても読みたくなって楽天ブックスで注文。クリスマスイブの前の日に届きました。
      すぐに読んで書いたレビューです。

      今まで忘れていたけど(笑)えほんのむしさんのレビューの投稿日からみてたぶんそうだとおもいます。
      夜中に感動しながら他の方のレビューもポチポチ押しました。
      遅ればせながらお礼を。
      レビューを書いてくれてありがとうございました。

      文章はコンプレックスがあって、高校生の頃文通相手に「5552ちゃんの書いてることはよく分からない」とぼやかれました(^-^;
      今でも「これちゃんと人に見せられる文なのか?伝わっているのか?」と不安に思いながら投稿しています。
      タブレットに「清書」されて載るとそれなりに見られるような気がしてくる(笑)ので、その誘惑に勝てないでいます。

      そうそう、わたしも小学校の頃作文で先生に「ユニークな作文ですね!」と感想を書かれましたよ(^-^)
      「私」と「テレビ」と「ビデオデッキ(DVD プレーヤーのようなもの)」が最近のアニメ事情を語り合うというものでした(^-^;
      作文っていうか、妄想...?(笑)
      喜んでもらえたから良かった、と思いましたが(ポジティブな小学生時代の私)
      えほんのむしさんの作文への先生の感想もたぶん、誉めているんですよ。
      「一般的」な感想はたぶん見慣れてらっしゃると思うので。
      私は自分のレビューが「一般的」すぎる感想だ!とちょっと悩んでいるくらいなので羨ましいです。

      長文になってごめんなさい。

      こちらこそよろしくお願いしますm(_ _)m


      2018/02/02
  • 100万回生き返っては
    様々な飼い主のもとで
    死んでゆく猫。

    あるときは
    一国の王の猫であったり、
    あるときは
    船乗りの猫。

    あるときは
    サーカスの猫であり、
    またあるときは
    泥棒の猫であったりと様々。

    飼い主たちは
    猫の死をひどく悲しんだが、
    猫自身は
    死ぬのなんか平気だった。

    あるとき猫は、
    誰のものでもない
    野良猫となり、
    やがて一匹の白い猫に恋をする…。



    愛するということ、

    好きになることの
    不思議さ。

    かけがえないものを失った時の空虚さ。

    人生の意味、

    誰にでもある
    言葉にはできない
    そんな感情や疑問を
    奇跡のように
    絵本の中に閉じ込めた作品です。


    もう今から20年も前になるけど
    子供が読むものと思っていた
    絵本を読んで
    衝撃を受けたのは
    この作品が初めてでした。


    愛する白猫が死んで
    猫が顔をくしゃくしゃにして
    最後に号泣する場面は
    今でも鮮やかに思い出せるし、

    これほど悲しい泣き顔を
    自分はそれまで
    見たことなかったんですよね…。


    繰り返される生の中では
    人との出会いは勿論、
    愛の存在さえも
    なんの意味も持たない。


    一度きりの人生だからこそ、

    愛が、

    人が、

    今ここにあるものすべてが
    輝きを増してくる。



    なぜ猫は最後に
    もう一度
    生き返らなかったのか?

    それは自分自身の人生を生き、
    誰かを愛することの意味を知って、

    何度も生き返ることの
    無意味さを理解したからだと
    自分は思っています。



    もう後悔はしたくない人、

    今の人生に迷ってる人、

    いつか終わりの来る
    人生から
    逃げてしまってる人、


    本当に1人でも多くの人に
    読んで欲しい作品です。


    子供のころ読んだ人も
    大人になって
    また読み返してみると
    また違う感想を持つだろうし、
    自分自身の答えが
    それぞれ見つかるんじゃないかな(o^-^o)

    • まろんさん
      これはもう、表紙を見ただけで泣いてしまう絵本です(>_<)

      どんなにかわいがられても
      どんなに贅沢な暮らしをしても
      いつもつまらなそうな、...
      これはもう、表紙を見ただけで泣いてしまう絵本です(>_<)

      どんなにかわいがられても
      どんなに贅沢な暮らしをしても
      いつもつまらなそうな、ふてぶてしい顔をしてた猫が
      初めて愛した白猫の死に
      身も世もなく泣いている、あのシーン。

      かけがえのないものを見誤らないように
      大切に、大切に生きなくちゃ、としみじみ思わせてくれる作品です。
      2012/05/23
    • 円軌道の外さん

      いやぁ〜
      ホンマその通りですよね!

      コレ自分にとって
      ホンマ大切な絵本なんです(^_^)

      愛する白い猫が死んで
      今ま...

      いやぁ〜
      ホンマその通りですよね!

      コレ自分にとって
      ホンマ大切な絵本なんです(^_^)

      愛する白い猫が死んで
      今まで人のことなんて
      ましてや自分自身のことも
      愛してなかった猫が、
      初めて誰かのために号泣する場面は
      本当に心に刺さりました(泣)(>_<)


      自分も初めて読んだ時に、
      絵本やのに
      こんなに考えさせられる話が
      あったんやぁ〜って
      かなり衝撃を受けたんですよね。

      ミュージカルにもなったし
      世界中で愛される理由も
      今では分かる気がします♪


      本や音楽って
      読む年代や
      そのときの心模様によって
      感じ方はガラリと変わってくるから、

      最初は意味が分からなくても
      何度も触れて欲しいって思います。


      2012/05/25
    • shuwachoさん
      円軌道の外さんの感想って本当にあたたかいですね。
      うちのちびちゃん達にはまだ難しいかなあって仕舞い込んでいる絵本なのですけど、また開いてみ...
      円軌道の外さんの感想って本当にあたたかいですね。
      うちのちびちゃん達にはまだ難しいかなあって仕舞い込んでいる絵本なのですけど、また開いてみたくなりました。
      意味がわからなくても、一緒に読んでみようと思います。
      2013/05/21
  • 100万回も死んで100万回も生き、100万人の飼い主と出会ったのに、誰のことも愛さなかったとらねこ。そんなとらねこもついに愛を見つける。
    愛する猫が死んだ時、今まで何人もの飼い主たちが自分の為にしてくれたようにとらねこは大声で泣く。とらねこは何かを感じる事が出来たのかな?その涙には100万人の飼い主への思いも入っていたのかな?ラストのページが意味することは?
    愛を知らなければ本当に生き、本当に死ぬことにはならないということだろうか。愛、深くて難しい。

  • 幼稚園のときは、ねこの絵が怖くて直視できなかった。
    小学生のときは、たくさんの人が大事にしてくれたのに「きらい」の一言で片付けるねこが好きになれなかった。

    今改めて読んでみて感じたことは、愛を知らずして人生は完結しない、というメッセージ。

    ねこが飼い主を「きらい」だったのは、愛されることの意味を知らなかったからかな。
    相手のことを理解できてないときの相手からの愛って、ただただ重くて煩わしく感じちゃう。それこそ思春期の、両親に対する感情と同じ。

    ねこは白いねこと会って愛することを知って、愛したねこに愛されるしあわせを知った。
    そして白いねこを亡くして、愛するねこは生まれ変わらない、だからこそ二人の愛は尊いことを知った。
    愛した相手がいない寂しさも知ってはじめて、愛の全てを知ったということになるのかもしれないな。
    ねこの人生は、最後に満たされたんたなあ。

  • 中古購入

    ワタクシ鈍いものですから
    なんでこの絵本が名作といわれてるのか
    理解できず好きではなかった
    また2人で生きればいいのにと
    意味が全っっっ然わかっていなかった
    その時の気持ちが強くて
    その後もいろんな場所で見かけたが
    手に取ることはなかった

    そして大人になって絵本を買い漁る日々
    あの時は子どもだったからわからなかったけど
    今ならわかるかも
    …この年でもわからなかったらどうしよう
    そんな不安と古本屋での値段の高さに
    (ケチですみません)
    後回しになってたものをついに購入
    古本屋でビニールに入って売っていた
    中を確認したかったけど
    ビニールに入れるくらいだからキレイなのだろう
    そのわりには他店より安かった
    ちょっとドキドキしながら開封すると
    なんと佐野洋子さんのサイン!
    それを他店より安くするなんて
    基準がよくわからない
    サインにはもとの持ち主の名前はなしで
    中もキレイだったし
    とてもラッキーだった

    何十年ぶりに改めて読んでみて
    なんでこんな簡単なこともわからなかったのか…
    小学生の私は長い話を読めなかったので
    集中して話を読み取ることができなかったのだろう
    あとは初恋が幼稚園だった惚れっぽい私には
    人を好きになったことがないという
    このねこの気持ちが理解できなかったのだ
    そんなに泣くほど好きになったのだから
    今こそ喜んで生き返る時だと思ったのだ
    白いねこは生き返らないという
    「死」というものも
    やはりわかっていなかったのだろう

    ああ でもアホでよかったのかもな
    でなきゃこのサイン本に出会えなかったし
    本当はご本人からもらうものだけど
    捨てないで次に繋げてくれた
    もとの持ち主に感謝したいと思う

    • hs19501112さん
      捨てなかった点はあっぱれですが、
      佐野洋子さんのサイン本を売りに出すなんて・・・信じられないです(苦笑)。
      捨てなかった点はあっぱれですが、
      佐野洋子さんのサイン本を売りに出すなんて・・・信じられないです(苦笑)。
      2017/12/13
    • えほんのむしさん
      初めまして、こわばんは。
      私も売りに出すのは信じがたい派です。
      でも私自身が親に絵本を勝手に処分されたもので、その人も自分の意思ではなか...
      初めまして、こわばんは。
      私も売りに出すのは信じがたい派です。
      でも私自身が親に絵本を勝手に処分されたもので、その人も自分の意思ではなかったかも?
      いやそこまで考えないで、絵本はもう幼稚っぽいからと売ってしまったのか?
      古本はこんな想像して楽しむこともあります。
      hs19501112さんのもとに来た絵本たちは幸せですね!
      2017/12/18
  • 幼い頃親に読んでもらって以来、内容もすっかり忘れていた。
    娘の絵本を探しているとき、絵がなつかしくて書店でたまたま手にとって読んでみたら、唖然とするくらいにいい本だった。

    同時に、ダメだなあと思った。

    涙が出そうなくらい感動したのだけれど、子どもはおそらくこの本を読んで(読んでもらって)、共感はしても感動はしないはずだ。なぜなら子どもは、まだ100万回生きられるはずだから。
    逆に、100万回生きられないと完全に諦めている自分がいた。

    この絵本は折りにふれて思い出すべき本だと思った。1度しか生まれ死ぬことはできないと信じている大人にとっては、100万回生きることが可能だということを思い出させてくれるし、100万回生きることのできる子どもにとっては、けれども1回だけを生きることに全力を注いでみることのかけがえのなさをそれとなく感じることのできる本だ。

  • 妹が息子に買ってきてくれた一冊、久々に読みました。
    ラストはなんとなく覚えていましたが、こんな始まりだったかとあらためて。

    居場所を見つけるという事は、どこか哀しいけども、それでも温かく。
    大人になってから読んでも、シンと深く感じ入ってしまいました。

    なお息子は最初の方の「きらい」のフレーズの連続と、
    猫の絵が怖かったらしく、まだ読む気にはならなかったらしいです。

    いつか自分で手に取ってくれるといいなぁ、なんて。

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家、エッセイスト。おもな著作に、絵本『100万回生きたねこ』『わたしのぼうし』、童話『わたしが妹だったとき』、エッセイ『神も仏もありませぬ』など。2010年没。

「2019年 『はればれ、お寿司 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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