しろいおくりもの (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061296657

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  • 請求記号・913.8/Ta
    資料ID・310001146

  • ふゆのしずかなよふけです。しろくてかるい、はなびらのようなゆきは、のはらをつつみ、もりをうずめて、ふりつづけます。つぎのあさ、まっしろになったもりをでたところで、まどかは、しろいちいさなはこをみつけました。たいようのひかりをあびて、ばらいろにかがやいている、ふしぎなはこ。はこのちかくには、ほしのかたちのかけらも、いくつかおちていました。おとしたひとをさがしていると、おそろいのしろいふくと、しろいながぐつのこどもたちとであい──。
    『うみのいろのバケツ』『ばらいろのもり』に続く、シリーズ第3弾。大好きな冬がテーマだったので、とても期待してましたが、そんなに楽しめず(´・_・`)動物たちのやり取りから一変、突如現れた箱とその子どもたちに頭の中は疑問符だらけ。冒頭の葉が散る様子も動物たちと同様です。おそらく冬の様子を伝えたかったんだと思いますが、もう少し後半と繋がりのある表現にしてほしかった。もしくは前半の動物たちがラストに出てくるとか。その最後の絵、季節外れの天の川にしか見えず……。シリーズ最後の『きんいろのあめ』どうなるやら。

  • 女の子が冬に外を歩いていると、リスやうさぎや鳥たちの足跡を発見。
    ふと、地面に真っ白い小さな箱が落ちてのに気付く。
    その箱の周りには星型のものが落ちていて。
    星型のものは手に取ると消えてなくなってしまう。
    不思議に思いながらも誰かの落し物だと思い、拾って歩いて行くと、湖の近くにそりがあって、白い服を着た子供たちがたくさんいた。
    そりには似たような白い箱がたくさん積んである。
    その内の1人が女の子の箱に気付き箱を取って、他の子とそりにのって行ってしまう。
    お礼も言わないなんて、変な子、と思う女の子。
    その夜、白い服の子どもたちはさっさと仕事をしてしまうおう、と箱を開け空から箱の中身の白い星を散らす。
    女の子が庭を見ると、きらきらした星の文字で「ありがとう」と書かれていたのだった。

    男の子たちの正体が明言されていなくて、ちょっと不思議な話。
    雪の妖精的な存在でいいのかな。

    絵も素敵。

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著者プロフィール

東京生まれ。「立原えりか作品集」(思潮社)、「いわさきちひろ名作絵本」シリーズ(講談社)など著書多数。

「2020年 『たぬきのいとぐるま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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