壜詰の恋

阿刀田高

• 講談社

感想・レビュー・書評

[natsukoさんの感想 · 2012年7月29日]

怖い、がたくさん詰まった小壜。
怖いもの見たさで覗いては怖くて
ふたを閉め、そしてまた覗いてしまうのです。

[さゆみ1194さんの感想 · 2007年2月17日]

ブラック・ユーモア短編集。全11話。

今回も全部◎！！もう、ただ×2「最高！！」としか言いようがないので、内容について述べるのは控えます。が、気に入った言葉があったのでちょいと紹介。

『姉妹抄』から。



男はみんなそうね。一度関係のあった女は、みんないつまでも自分のものだと思っているわ。


意味深長な言葉だよね(笑)確かに、こういう側面ある男の人っているよね〜。別れた後も彼氏面したりする人。

それにしても、阿刀田さんって、男の人なのに女の人の気持ちを表現するのがめちゃくちゃうまかったりする。なんでわかるんだろ？女心が。やっぱり洞察力がするどいんだよね〜。

[ななさんの感想 · 2005年6月7日]

中２の頃担任の先生に「君の世界観に似てる」と貸してくれた本。大人になってもう一度読み返したら面白いけど結構グロいような先生…

著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」