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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784061307957
感想・レビュー・書評
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幻影城、およびオール読物に発表された短編を集めた作品集
「変調二人羽織」「ある東京の扉」「六花の印」「メビウスの環」「依子の日記」の5編収録。
さすがにこれだけ続けて読むと先が見えてくるものもでてきますが、この中では「ある東京の扉」が一風変わっていて面白かったです。
雑誌社に推理小説のネタを売り込みにきた男。
編集者との掛け合いで作品を練り上げてゆくのですがオチがとても効いていました。
その練り上げる工程も面白く、作家と編集者のやりとりってこうなのかなと想像して楽しかったです。
あとがきも興味深かったです。
推理小説の好きなお父様の
「ミステリはどれを読んでも犯人がすぐにわかってしまうので退屈だ」
という一言への返答のつもりで書いているとのこと。
こういう父と息子の対話もいいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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