宮本武蔵 2 (講談社文庫 よ 1-2)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061310346

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  •  吉川栄治「宮本武蔵」第2巻。
     又八の裏街道の流離がここに始まる。そして、ライバル佐々木小次郎登場、吉岡清十郎のボンボンぶりや朱美の悲哀、おばばの盲目愛に武蔵は苦悶するなど、京都を主要な舞台として、武蔵を彩る人物が邂逅する。
     一方、武蔵は、柳生の里を後にして旅路を急ぐが、関ヶ原後に倒した辻風天馬の弟、分銅・鎖鎌の名手辻風黄平こと宍戸梅軒と相対する。そんな武蔵を追い続けるお通と城太郎も道行く先での受難続き。
     そして、正月を迎え、武蔵は京都に舞い戻り、吉岡清十郎との洛北蓮台寺野での決闘に臨む。

  • (1984.03.20読了)(1984.02.28購入)
    (「BOOK」データベースより)
    沢庵のあたたかい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは…。だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武蔵の行く手は厳しさを増す。一方、又八は堕ちてしまい、偶然手に入れた印可目録から、佐々木小次郎を名乗ったりする。

    ☆関連図書(既読)
    「宮本武蔵(一)」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.01

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著者プロフィール

吉川 英治
1892年〈明治25年〉 - 1962年〈昭和37年〉。本名:吉川 英次。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。
代表作に『宮本武蔵』や『新・平家物語』がある。

「2024年 『吉川英治 大活字本シリーズ 三国志 第5巻 孔明の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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