宮本武蔵 3 (講談社文庫 よ 1-3)

  • 講談社 (1971年7月1日発売)
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  • 本 ・本 (635ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061310353

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  •  洛北蓮台寺野での吉岡清十郎との決闘は呆気なく勝負がついてしまう。
     吉岡一門は、汚名を漱ぐため、弟・伝七郎、さらには、年若の甥・壬生源七郎を名義人として、武蔵打倒を果たすべく一門総掛かりで当たっていく。
     本阿弥光悦とその母の、文化人としての息吹に触れつつも、剣士として武蔵は雪の三十三間堂、一乗寺下り松での決闘に命を懸ける。

     が、その結果は夜叉になった自身への悔恨。そして、仏に縋るしかない弱き小心。しかしながら、年若の少年を切り捨てた武蔵は、比叡からも追い出される。お通は、出立した武蔵と再会するが、荒み、荒ぶる彼の心は、純情可憐な女のお通の気持ちが掴めない。「心の妻」という言葉を縁に、荒々しく踏み越えようとする武蔵の心も処女のお通には通じず、2人の道行はすれ違っていく。

  • (1984.05.07読了)(1984.03.20購入)
    (「MARC」データベースより)
    江戸で剣名をあげる小次郎、変身の時を迎える武蔵。吉岡一門との大勝負の後、武蔵は下総にあって剣を捨て、孤児伊織とともに鍬を持つ。朝日新聞連載時の全挿画を収録した愛蔵決定版。

    ☆関連図書(既読)
    「宮本武蔵(一)」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.01
    「宮本武蔵(二)」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.01

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著者プロフィール

吉川 英治
1892年〈明治25年〉 - 1962年〈昭和37年〉。本名:吉川 英次。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。
代表作に『宮本武蔵』や『新・平家物語』がある。

「2025年 『吉川英治 大活字本シリーズ 宮本武蔵 第2巻 水の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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