俄―浪華遊侠伝 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.83
  • (24)
  • (13)
  • (29)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 177
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (815ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061311015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 遊侠の徒、明石屋万吉の一代記。破天荒で肝の太さが尋常でない。痛快なストーリーではあるが、さすがにこんな人物が実在していたとはちょっと思えないくらいな異人ぶり。まあ、著者の創作になる部分が多いのだろうなあ。
    解説によれば、表題の「俄」は漫才の源流だとか。

  • 幕末を痛快に生きた男の物語。かなりの長編ですが、読みごたえあり。
    スッキリした気分になりました。

  • 爽やかな侠客の生涯を大阪人らしい突込みを利かせながら、一気に読み終わらせてくれる。市井の人から見た幕末維新の状況も味わい深い。11.4.16

  • 司馬遼太郎の作品の中でも異色の“任侠モノ”。

    主人公の明石屋万吉は男が惚れる男!
    その考え方、行動が男らしさにあふれており、実に痛快だ。
    そして関西弁でのやり取りが非常に歯切れがいい。

    武士ではなく一市民からみた幕末を味わえる点でも面白い。

  • これぞ、男!
    いや、当て字の“漢”かな。
    爽快な男の生き様が堪能出来ます。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    〈わいの生涯は一場の俄や……〉どづかれ屋から身を起した不死身の万吉は、“金こそ命”のド根性と勘で、侠客明石屋万吉となり、米相場破り、果ては幕末維新の騒乱に、親分から侍大将となり、場当り的に生き抜く。その怪ッ態な男の浮沈を、独得な史眼でとらえた異色の上方任侠一代。

  • 幕末に活躍した侠客の物語。頼まれた仕事を度胸と根性と身体一つでやり遂げ、そのたびに名前が売れますます大きな仕事を依頼されてゆく。事業化や政治家ではなく一侠客として終えた一生は清々しささえ感じられる、魅力的な人物だ。大阪弁の会話も軽妙で楽しく読ませてくれる。大阪の市内の見回り・取り締まりの様子が同じ役目の新選組と対比してあった点も面白買った。

  • さくっと一気読みできます。とにかく主人公のさばさばした性格が気持ち良くて痛快ですね~。失うものがない人間の強さってすごい。これが実在した人物だというからすごい。そういえば、明治の初期はまだ政府が機能しきれてなくて、京都や大阪では豪富町人が治安を自費でまかなったり、収容施設を無償提供して、町人の暮らしを守っていたって何かの史書で書いてあったなぁ。あの中に万吉がいたのかと思うと鳥肌たっちゃったわい。大阪弁のやりとりがまた小気味よくていいね。どえらいやっちゃで~。

  • 初めて読んだ司馬遼太郎さんの作品であり、私が時代小説を好きになった何よりのきっかけ。
    くだけた大阪弁と独特のユーモア、万吉という人間のおかしみに思わず笑い出しそうになる一方で、幕末という動乱期を生きた一侠客の視点から、その時代や生きざまについて考えさせられます。

  • 〈わいの生涯は一場の俄や……〉どづかれ屋から身を起した不死身の万吉は、“金こそ命”のド根性と勘で、侠客明石屋万吉となり、米相場破り、果ては幕末維新の騒乱に、親分から侍大将となり、場当り的に生き抜く。その怪ッ態な男の浮沈を、独得な史眼でとらえた異色の上方任侠一代。
    司馬遼太郎

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語学科卒業後、産経新聞社に入社。59年「梟の城」で直木賞受賞。独自の史観を駆使し、戦後の歴史小説に新風を吹き込んだ。代表作は『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶがごとく』など。93年に文化勲章を受章。96年に72歳で死去。

「2008年 『豊臣家の人々 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

俄―浪華遊侠伝 (講談社文庫)のその他の作品

俄 単行本 司馬遼太郎

司馬遼太郎の作品

俄―浪華遊侠伝 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする