楊貴妃伝 (講談社文庫)

  • 講談社 (1972年1月1日発売)
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本 ・本 (311ページ) / ISBN・EAN: 9784061311152

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり宦官は策を巡らせるのは自分の余生分、先のこと(その先の子の代とか他人の人生の事)までは考えない性質なのかと再確認。

  • 設定は好きだけど、進みが遅いか、興味を持てなかった。半分ぐらいで読むのを止めた。

  • フィクションだとは思うのだが、限りなく史実に近いのではと感じる。そう思わせる筆力が井上靖にはある。

  • 楊貴妃がいったいどんな人だったのか、最後まであまりよくつかめなかった。でも、それもそのはず、史歴にはあまり残っていないそう。それでも、物語として面白味があるのは、彼女を取り巻く人々が良くも悪くも魅力的だからだろう。
    少し物足りないのは、結局、楊貴妃自身が、則天武后のように強烈なキャラクターで、自分のパワーでもって何かをなした人ではないからだろうか。少し物足りなさを感じるのは、くどいけど、楊貴妃という人をつかみきれなかったからだろう。

  • 諸怪志異読んでたら無性に読みたくなって再読。ありがちー。
    楊貴妃が最初のころは梅妃(玄宗の寵姫)を、あの女だけは生かしちゃおけねえとか言ってるのに、権力の中枢に取り込まれるに連れて、梅妃?そんなのどうでもいいから!それよりも皇補惟明(軍人)の件、どういうことよ!とか言い出すあたり、権力とはげに恐ろしきものかなと思う次第。
    「淀どの日記」とかもそうなんですけど、井上靖の書く美女は妙に生臭くてすごくいいですよね。あんまり理想化しないっていうか。

  • 家に転がってた本。楊貴妃の美しさの描写が好き。白居易は素晴らしい詩人です。

  • 6月11日

  • 玄宗皇帝の寵愛を受け、後宮の最上位を占めた後、皇帝の妃となった楊貴妃の運命的な短い生涯を、唐代の史実の中に掘り起こしながら、女の愛の不思議さと、権力者の非情な心のからみあう人間ドラマを、絵巻物のように浮かび上らせ、壮大な叙事詩として構築した名編。

  • 井上先生的作品在高中的时候接触过。不失严谨的诙谐与对中国历史的把握令身为中国人的我也十分感兴趣。

  • 学生の頃に購入した本。
    実家に眠っていたのを発見。
    宝塚で楊貴妃のお芝居が上演されるので、再度読んでみました。

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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