北斗の人 (講談社文庫)

  • 講談社 (1972年1月1日発売)
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感想 : 22
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  • 本 ・本 (553ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061311213

感想・レビュー・書評

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  • この本は20代に読んだのですが、面白かったという記憶があり再読してみた。
    やっぱし面白かった!
    久々に止まらなかった本。剣ものが好きだからかな笑

    司馬遼太郎はどれを読んでも私は好きでして、合っているのかもしれない。
    本作は戦国後と幕末の間の物語。幕末はかなり読んだので戦国時代も読んでみるかな。国取物語から読んでみようと思った。織田信長の師匠か…面白いですかね?
    教えてください!!!

  • ★1.5。
    その時々の世の動きとその中での史上の人物の評価を記述させればこの作家に敵う者はそうは居ないが、純粋にストーリーを語らせるとこの作家はあまりよろしくない。
    何度か書いた当方の評価に照らすと、本作はダメなパターン。
    主人公は必ずしも歴史上の転換点たる事件等に関わっている訳ではないため、この人物を取り上げることはすなわち(単純だが奥深い)物語の叙述の出来不出来で本作の評価が定まると考える。
    つまりこの領域ではこの作家は分が悪い。

  • 千葉周作。
    剣術の革命を起こした男。

    青春小説であり剣豪小説でもあるといったような作品で非常にテンポよく読めた。

  • 幕末に差し掛かる頃の剣客、千葉周作の話。野心溢れるが結局出世できなかった父に奥州で育てられ、少しでも江戸に近い松戸の道場に入門し頭角を表しつつあったが、師匠とのいざこざで破門(師匠の娘とも離縁!)される半生を送る。そこから江戸、上州、甲州、東海で道場破りを繰り返し快進撃を続け北辰一刀流を確立し、道場は大盛況。ここで物語はほぼおしまい。とはいっても泰平の世では結局は道場の意地の張り合い、プライドの傷つけあい。やはり戦国時代と比べるとスケールが小さいかな。と思いきや、エピローグでは北辰一刀流の千葉道場は高名な儒学塾の隣に立地し、文武ともに隣接したところで幕末の志士を生み出す土壌ができてきたようなことが書かれていた。坂本竜馬も千葉道場の門人だった。実はこの本は幕末のへのプロローグなのかもしれないな。

  • 高校時代に読んだ作品をざっと思い返します。

    現代風に言えば「ブラックボックスになっている一子相伝を、誰にでもわかりやすく体系的に教えられるように教育方法を開発した」という偉人の話です。

    当社の教育係にぜひとも招聘したい。笑

    物語自体、比較的読みやすくとってもオススメです!

  • 武士はそんなに潔くなかったんやな笑

  • 久しぶりに司馬遼太郎を読んだけど、ほんとにすらすらと頭に入ってくる文章で、長さを感じさせない。また少しずつ読んでいくことにしようと思う。

  • 群馬などを舞台とした作品です。

  • 父に勧められて読んだ作品。
    北辰一刀流の開祖、千葉周作の物語。

    司馬さんの文章は軽快で、人間味がある。またその裏には鋭い史眼がある。
    それらの要素が影響しあって作品に強い引力を持たせているので、読むほどに引き込まれてしまう。

  • 坂本龍馬が好きで、北辰一刀流に興味があった。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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