新書太閤記 (三) (講談社文庫)

  • 講談社 (1986年8月1日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061311541

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  • ついに木下藤吉郎から羽柴秀吉に改名する。

    もう一人の主人公徳川家康が秀吉と絡むが、
    ちょっと見ただけなのに秀吉を記憶していたが、
    身分の低い秀吉の事を人間扱いしない家康。
    恐らくこれが戦前の家康のイメージだったはず。
    だが、ここでの家康の描き方がこの物語が
    中途半端なところで終わってしまった理由だろう。

    家康が人を人とも思わないような男なら
    そんな奴に大事な母と妹を差し出した秀吉って…
    という話になってしまわざるを得ない。

    新史太閤記の家康は格好良く描かれていたが、
    秀吉を悪者にしないためだったのかも知れない。

  • 読了

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著者プロフィール

吉川 英治
1892年〈明治25年〉 - 1962年〈昭和37年〉。本名:吉川 英次。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。
代表作に『宮本武蔵』や『新・平家物語』がある。

「2025年 『吉川英治 大活字本シリーズ 宮本武蔵 第2巻 水の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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