徳川家康 江戸・大阪の巻 (20) (講談社文庫)

  • 講談社 (1974年9月15日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061312203

感想・レビュー・書評

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  • <愚>

    『家康は初孫に自分の幼名竹千代を贈って徳川を盤石のものにしようとしたが,竹千代の誕生は大阪城の淀君と秀頼に大きな不安を抱かせた.亡き豊太閤の七周忌に当たり,家康は平和の到来を内外に知らせるため,豊国祭を盛大に挙行する.慶長十年四月,家康は征夷大将軍の職を秀忠に譲って大御所となった.』

    どうです,素晴らしいあらすじ感想文でしょ.こりゃあ完璧ですね.そりゃそうです.この文章は文庫本カバーの裏表紙に書いてあった,売らんかなの粗筋そのものなのですから.流石がプロは違う.でも僕の読書感想文はこういう粗筋とは似ても似つかないモノでございまして.誠にすまぬ。m(_w_)m


    先日ネットのGyaoで映画『関ヶ原』(2017年劇場公開作品)を観た。その前に僕は本書「徳川家康」にて同合戦の一抹は読んでいた。映画の方は司馬遼太郎の小説作品を原作とするらしい。が,映画の出来はハッキリ言って最悪。肝心なところでセリフが聞き取れないのだ。僕は持病のメニエールの症状が進んで来て耳が徐々に遠くなって来ているのだなあと思いつつ観たのだけれど,後から皆さんの映画評判を見たら,これがほとんどみんな「セリフが聞き取れなかった」とおっしゃっているではないか.日本人が日本製日本語の映画を観てセリフが聞き取れないとは一体どういう事なのだ!全部監督(=原田眞人.コヤツの他作は知らないしもし目の前にあっても決して観ない!)の責任なのだろうと思うがそんな基本的な事をないがしろにしてメジャーで映画作っているとはイヤハヤなんともばからしいにも程があろう.もちろん興行成績は最低だったらしい.
    ちなみに後にDVDに成る際に字幕を入れたそうだが,ばからしいにも程があろう.
    ということで,司馬遼太郎の『関ヶ原(上/下)』を読んでみることにする.きっと面白いだろう!

  • 2016.10.22 読了


    秀忠が将軍となり、家光まで誕生。

    ますます 家康が盤石なものになろうとしているなか、
    淀の方は ますます不安を募らせる。

    あくまでも 家康は 歩み寄るように
    描かれてある。

  • 家光誕生

  • 89年36刷本

  • 1990.4.10

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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