徳川家康 立命往生の巻 (26) (講談社文庫)

  • 講談社 (1974年12月15日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061312265

感想・レビュー・書評

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  • <温>

    ふとした事から 25巻の途中で読み停まっていた山岡家康に この2022年秋ラストスパートが掛かった。読み始めれば文句なく面白い。一冊でもかなりのボリュームがあるので時間は相当掛かっている筈なのだが気が付けば読了している、という具合に終わってしまった。最後の数章は家康の天下安泰/安寧を願う想いを感動的に綴る舞台設定。不覚にも・・・いや決して不覚などではないな。僕は誇らしい涙とともに読み終えた。満足。

    今更ながら山岡荘八は「ゾーっとして・・・」という言い回しを本書でよく使っていることに気づいた。初期の1.2.巻・・・を読んだのはもう2年以上前の事になるが、その頃はそういう言い方はしていなかった様に思う。

    作者のあとがきがこの26巻の末尾には載っている。それによると この『徳川家康』が新聞紙上に連載開始されたのは昭和25年の様子。僕は1959年の生年なので確かな根拠は無いが その頃は「ゾーっとして・・・」などという表現は世間一般では使っていなかった様と思しい。その後昭和42年まで掛かって本編書き終え連載を終了したそうだが、その頃なら世間でも「ゾーっとして・・・」と云う表現を使い始めていた様な気もする。ちなみに昭和42年 僕はようやく8歳であった。

    さて向後の問題/課題はこの読み終えた26冊もの文庫本をどうするかだ。⇒1.20年後くらいにまた読む事を想定して保管・・・僕がそこまで生きてる保証は無いしまづ無理だなw。 ⇒2.息子 長男/次男達を説得して引き取らせてしまう・・・これも実現不可能w。⇒0.どなたかここの読者諸兄姉の方で26冊まとめて引き取って下さる方を募る・・・出来ればこれがいいなぁ。費用は送料実費。取りに来て頂けたりしたらロハでございます。ちなみに大体昭和45年発行のもの達なのでカバーにBCRは印刷されてなく従ってBOOKOFFなどへの転売は不可能です。

  • 2017.6.24 読了

    とうとう完結しました。。。。
    足かけ3年。。。コツコツ読み進み。。。
    なんか感慨深いものがある。。。



    とうとう晩年。
    最後の心配である 忠輝(我が子)と
    その舅にあたる 伊達政宗の処置。

    伊達政宗は ほんとにこんなうまい具合に
    忠誠を誓うまでになったのでしょうか。

    ともかく 最後は ただひたすら
    後の世の平和を願う心が めちゃめちゃ伝わった。

    皆が こんな気持ちを持てたら、
    現代も 戦争や紛争がなくなるだろうに。


    なんか 終わってしまって
    いま 燃え尽き症候群です。。。

  • 家康逝去
    2回目2015.10.22

  • 91年35刷本

  • 1989.9.10

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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