おかしな先祖 (講談社文庫)

  • 講談社 (1974年1月1日発売)
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本棚登録 : 195
感想 : 13
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  • 本 ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061312463

感想・レビュー・書評

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  • 四人の男が、何かの数を四で割り切れるか、それともあまりが一、二、三のどれなのかで、かけをしている話がおもしろかった。

  • 人間のおかしさをユーモラスに描いていると思った

  • 星作品の中では長めで、一般的作家なら短編集。ショートショートとしてはオチが付いてからまだ半分粘る。いくつかは既読。個性や想像を強化する薬が漏れたために報道各社が各々妄想で報道をし始めるというアイデアには脱帽。医療系など、知識がついたためにメカニズムを考えてしまい、素直に楽しめない歳になったなあという感想。小松左京の星作品の解剖的解説も面白く、掘り出し物であったよ。

  • う~ん、本棚の整理をしていて、ふっと中学生時代の本が出てきた。流石、いつの時代でも愛される文庫である(#^.^#)

  • どこかの古本屋で購入
    奥に何気なく入ったら男性向けのすごい本がいっぱいあってびっくりした

  • 星さんの二冊目。前回も思ったが、中途までは文句なしに楽しんで読める。だが展開が似ているせいか段々と先が読めてきてしまうし、不思議さに慣れてしまうのが淋しい。一度に読まずに、一話ずつを数日かけて読んだ方が面白くより皮肉さを感じることが出来る気がした。

  • 2006.11.10

    初めて星新一を読んだ。
    短い中に、不思議で面白いのがつまってるような。
    お風呂で読むには丁度いい。

  • 乾いて淡々とした文章なのに、切れ味が素晴らしい。この人はほんとにすごい。

  • 星さんのショート・ショートにしては、やや長めのお話が10本入っている御本。<br>
    『おのぞみの結末』収録のお話と同じくらいの長さのように思いました。<br>
    <br>
    『戸棚の男』の最後のオチや、『四で割って』『所有者』のテンポの良さが堪らない。<br>
    『オオカミそのほか』のアイディアの独創的さ・秀逸さも非常に印象的。<br>
    『ふーん現象』は色々と考えさせられるお話でした。確かに、何でも取り組む・考える意欲がないと「ふーん」で終わらせることが出来てしまうんですよね…それは時としてプラスにもなるし、このお話のようにマイナスにもなりうる訳で…<br>
    とりあえず私のレビューなんかより、この本を読まれた方が断然ためになりますので、是非にご一読をv(宣伝をするな<br>
    <br>
    ほ、星さんの御本だけはレビュー書くのドキドキします…!! 私のような輩がおこがましい事この上ない!!orz スミマセンスミマセン<br>
    他の本だとそんな事あまり意識しないんだけどな;

  • 1974(昭和49)年発行、講談社の講談社文庫。10編。短編集といったところか。「オオカミそのほか」は既読だがそれ以外は未読らしい。いずれの作品の若干似ている作品があるような気がする。だからといって面白くない、というわけでは決してない。お気に入りは「とんとん拍子」「戸棚の男」「四で割って」「ほれられた男」「オオカミそのほか」「おかしな先祖」かな。後半の作品は若干筋が分かりにくく感じる。

    収録作:『心残り』、『とんとん拍子』、『戸棚の男』、『四で割って』、『ほれられた男』、『オオカミそのほか』、『倒れていた二人』、『ふーん現象』、『所有者』、『おかしな先祖』、解説:「解説」小松左京、他:「年譜」、

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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