モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)

著者 : 井上ひさし

• 講談社 (1974年6月26日発売)

感想・レビュー・書評

[mimmさんの感想 · 2012年3月20日]

新聞の書評欄から興味を持って。古き良き(?)昭和の香りむんむん。貧しさって、ある意味創造力の源なんだね…。

[おさるのかごやさんの感想 · 2021年11月18日]

大学生３人組の引き起こす騒動と、後始末に奔走しながらも３人を温かく支える、関西弁のモッキンポット神父のお話です。コミカルなだけではなく、終戦間もないころの雰囲気が伝わってきます。

[oldcat31さんの感想 · 2013年8月14日]

　青春群像劇としてそこそこ面白かった。各章のオチは弱い気がするが、それを補うモッキンポット師のキャラが際立っている。

[nekobeckさんの感想 · 2012年10月22日]

いまさらながらのモッキンポット氏読了。書評に導かれてなければ、手にすることが無かった。なんともいえないノスタルジックなコメディを見ているようなほっこりした暖かい作品でした。
ただ、面白いがやはり時代を感じてしまう。子供のころにテレビで見た記憶がかすかにあるのだが、、、。

[1nug0keさんの感想 · 2012年9月25日]

モッキンポット師と学生の友情にも似た不思議に親密な関係。
随所にクスッとくる種が散りばめられていて最後まで楽しめます。
あとがきまで読むとより味わい深い。

[midoriさんの感想 · 2012年6月26日]

面倒見の良い　神父さんです

３人がする　悪事を楽しんでさえいるようです。

パチンコの話は　いいんじゃないの？？っておもっチャいましたけどねぇ～

[こちさんの感想 · 2012年5月7日]

私がモッキンポット師ならとっくに逆さづりにしているところだ！！
と思いつつ、笑いを堪えて読了。

[ミネさんの感想 · 2012年3月25日]

食うために突飛なアイディアをひねり出しては珍バイトを始めるが、必ず一騒動起すカトリック学生寮の“不良”学生3人組。いつもその尻ぬぐいをさせられ、苦りきる指導神父モッキンポット師──ドジで間抜けな人間に愛着する著者が、お人好し神父と悪ヂエ学生の行状を軽快に描く笑いとユーモア溢れる快作。

[hmp5bsさんの感想 · 2008年7月16日]

抱腹絶倒

[sweetcakeさんの感想 · 2007年5月28日]

食うために突飛なアイディアをひねり出しては珍バイトを始めるが、必ず一騒動起すカトリック学生寮の“不良”学生3人組。いつもその尻ぬぐいをさせられ、苦りきる指導神父モッキンポット師──

著者プロフィール

（いのうえ・ひさし）
一九三四年山形県東置賜郡小松町（現・川西町）に生まれる。一九六四年、ＮＨＫの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆（共作）。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉（『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』）など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます　日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」