コロボックル物語 豆つぶほどの小さないぬ (2) (講談社文庫)

  • 講談社 (1975年3月1日発売)
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感想 : 7
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061312784

感想・レビュー・書評

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  • コロボックル物語シリーズの2作目。
    1作目の誰も知らない小さな国は、なかなか手に入らず、止むなく2作目のこの1冊から読みました。
    いやー、良いね、児童文学の代表的なシリーズ。原点とも言うべき。ゾロリもおしり探偵も良いけれど、ウケ狙いではなく純粋なファンタジー。心が洗われる気持ちがします。

  • コロボックル物語1を母から進められ、読んでみると面白かったので、続編を読むことに!!すると、これがまた面白い。コロボックルの活躍が見逃せません。読んでいないかは是非読んでください。

  • おかんから借りて改めて読む。
    発行日からすると、おかんが中学の時に買ったのかな?
    もっとあとかもしれないけど。
    子供の頃、読み聞かせてもらった本。
    やっぱり、このシリーズのなかで一番好きな話だった。
    豆つぶほどの小さな犬を捕まえるまでが風の子、クリノヒコの視点で書かれている。
    ユビギツネなどとも呼ばれるこの生き物の正体がだんだんわかっていくのが、すごくワクワクしておもしろい。
    読み終わってちょっと残念だったのは実際に捕まえるところや、飼い慣らすまでは書いてなかったこと。
    続きはあなたの想像にってとこかな。

  • この本を読んだ後、目の端に小さな影が映らないか
    そのときどうしたら自分が味方であることを伝えられるか
    真剣に悩んだ覚えがある。

    風の子のピンチのシーンは泣きそうになりながら読んだ。

    おチビちゃんのはなびらのシンブンの詩も
    今読んでもとても素敵だ。

    これを読んだ頃、犬が好きなのに
    マンション暮らしで飼えなかったので
    マメイヌだったらこっそりひとりで飼えるんじゃないかと
    本気で欲しくて仕方なかった。

    残念ながら私の家の周りには、四角い竹どころか
    竹藪も見つからなかったのだけれど。

    今読み返しても、とても面白い。
    まず1巻でこんな伝説があって、というところから語り始め
    この2巻でそうして王国が安定した後のお話しが語られる


    佐藤氏がせいたかさんなのか
    どう見積もってもせいたかさんと知り合いなのでは
    と思ってしまう体裁と語り口調が、本当に事実を語る
    素敵なお伽話に聞こえる。
    フィクションなのか。ノンフィクションなのではないのか。
    その絶妙なリアルな感じが面白さを倍増させる。

    おチビちゃんの詩のかぜが暗喩だとは
    小さい頃には気がつかなかったな。

    そう言えばあの頃、
    かんゆが肝油という字を書くとも知らず
    変に味を加工され砂糖がついているのが
    却って生臭さを感じさせて、かんゆドロップが嫌いで仕方

    なかった。
    友達なんかは大好物で、幼稚園や学校で
    まとめて注文を受け付けるのに、何缶も注文していた。
    私は大嫌いで、でも飲み込むには当時の私には
    一粒が大きく、ざらざらの砂糖も邪魔をするので
    飲み込めるサイズまで苦労して嘗めて小さくして飲み込

    んでいたっけ。

    この本を読んで、肝油だということを知り
    コロボックルやマメイヌにとってのごちそうだと聞いてから
    ちょっとだけドロップの見方が変わったものだ。(笑)

  • 2015/05/13 読了

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著者プロフィール

1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。1959年、『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞他を受賞。コロボックルシリーズをはじめ、『かえるのアパート』、『おばあさんのひこうき』などの名作を次々に発表。日本の児童文学の代表的作家の一人。

「2009年 『もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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