幸福という名の不幸 (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (1975年1月1日発売)
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  • 本 ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061313149

感想・レビュー・書評

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  • 人事院総裁 一宮なほみ氏 が日経新聞の記事「私の読書遍歴」で紹介していた本。実にさまざまなタイプの人間が登場し、人間研究の一助になるとコメントしています。
    お見合いを繰り返す主人公黎子。
    付箋
    ・黎子は無言の儘、ひとといることは無礼だというふうに、母から教えられていたのだった
    ・食物についての柔軟性は、その人の精神の柔軟性に比例する。何でも食べられる人は、外側からより多くの知識を摂取する
    ・自分がどんなに、人々に感謝していても、恩を返し尽して死ぬことはできないのだろうから。
    ・信仰も頭も努力も、やっと人並みにしかできない奴が神父でいることに意味があるんだ
    ・実は皆、何もわからないで生きているんだな。いったい自分の一生はこれでいいのかどうかわからない。結論が出ないから、やむを得ず、こうして生きている。
    ・会わない方がよかった人間なんてない
    ・悲しみは理不尽なものだからね。避けようとしても避けられない。避けないで、どっぷり漬るほうがいい。
    ・知らないことに幸福があるということを、黎子は信じられなかった。
    ・音楽は完全な麻薬です。音楽が好きだという奴とは、遊ぶのはいいけど、家庭を盛ったり、ビジネスをしたりしちゃいかん

  • どこかで面白くなるのかな?

  • 悪いけどお寒い感じだった。特に男性の登場人物の振る舞いにリアリティがないっていうか。岸辺露伴が怒りそうな類の寒さ。

  • 曽野綾子さんの恋愛小説。

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著者プロフィール

1931年、東京に生まれる。作家。53年、三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒。同年に「遠来の客たち」で文壇デビュー。主な著作に『誰のために愛するか』『無名碑』『神の汚れた手』『時の止まった赤ん坊』『砂漠、この神の土地』『夜明けの新聞の匂い』『天上の青』『夢に殉ず』『狂王ヘロデ』『哀歌』など多数。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、日本芸術院・恩賜賞受賞。95年12月から2005年6月まで日本財団会長。

「2023年 『新装・改訂 一人暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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