幸福という名の不幸 上 (講談社文庫 そ 1-1)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061313149

感想・レビュー・書評

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  • 人事院総裁 一宮なほみ氏 が日経新聞の記事「私の読書遍歴」で紹介していた本。実にさまざまなタイプの人間が登場し、人間研究の一助になるとコメントしています。
    お見合いを繰り返す主人公黎子。
    付箋
    ・黎子は無言の儘、ひとといることは無礼だというふうに、母から教えられていたのだった
    ・食物についての柔軟性は、その人の精神の柔軟性に比例する。何でも食べられる人は、外側からより多くの知識を摂取する
    ・自分がどんなに、人々に感謝していても、恩を返し尽して死ぬことはできないのだろうから。
    ・信仰も頭も努力も、やっと人並みにしかできない奴が神父でいることに意味があるんだ
    ・実は皆、何もわからないで生きているんだな。いったい自分の一生はこれでいいのかどうかわからない。結論が出ないから、やむを得ず、こうして生きている。
    ・会わない方がよかった人間なんてない
    ・悲しみは理不尽なものだからね。避けようとしても避けられない。避けないで、どっぷり漬るほうがいい。
    ・知らないことに幸福があるということを、黎子は信じられなかった。
    ・音楽は完全な麻薬です。音楽が好きだという奴とは、遊ぶのはいいけど、家庭を盛ったり、ビジネスをしたりしちゃいかん

  • どこかで面白くなるのかな?

  • 悪いけどお寒い感じだった。特に男性の登場人物の振る舞いにリアリティがないっていうか。岸辺露伴が怒りそうな類の寒さ。

  • 曽野綾子さんの恋愛小説。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。聖心女子大学卒。93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2003年文化功労者に。2012年菊池寛賞受賞。著書に『人生の収穫』『「群れない」生き方』『人間の道理』『老いの道楽』等多数。

「2022年 『未完の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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