乱調文学大辞典 (講談社文庫 つ 1-3)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 91
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061313194

感想・レビュー・書評

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  • 大辞典は著者の博覧強記ぶりを再確認できる仕上り。エロ・グロ・ナンセンスな中に、自序で本当の事も書いてあるとのことだったので、疑心暗鬼で読めるという特典もある。巻末付録の流行作家論は、当時の時代背景を差し引いても、もしかしたら自分も作家になれるのではないかと勘違いしてしまうような内容。参考になることが多い、と思うのだが、作家を目指したことはないので……(^^;

  • 辞典のパロディから流行作家のなり方についてなど。
    ぱらぱら見た程度だけれどそこそこ面白い。
    またぱらぱら見たい。

  • 前半は辞典のパロディ、後半は新書のパロディ。前半の方は辞典なので全てを理解せずに意味のわかるものだけを拾って読んだ。『異邦人』の項目で爆笑してしまった。後半は流行作家になるための秘訣について。滅茶苦茶いい放題だが時々信じてしまいそうになるのが怖い。

  • 初めてこの本を手にしたのは中学生のころ。無知では笑えないことを教えてくれた一冊(知る悦びを教えてくれました)。ヒネた思考回路を刺激してくれる貴重な作品であります^^

  • 筒井康隆の悪魔の辞典

  • 下らない。
    下らないけど面白い。
    しかし長い。
    本棚の端に置いておいて、気晴らしにぺらぺら捲るのがいいだろう。

  • 文学辞典をパロディにした、筒井的「悪魔の辞典」。おふざけたっぷりです。
    構成を述べると、「乱調文学大辞典」が100ページほどあり、残りのページは巻末付録と称した「あなたも流行作家になれる」が100ページ弱。巻末付録なのに約半分も割くあたり、んー、ふざけすぎですから。

    ここで「乱調文学大辞典」のなかから気に入ったものをひとつ抜粋。

    <さんじげん【三次元】 
    タテとヨコと高さのこと。四次元というのは、タテとヨコと高さと低さのこと。SFにはよく出てくるからこれくらいは知っておいた方がよろしい。>

    ……四次元を扱ったSF小説はつまり" 低" 次元ということですね。なるほどですから。

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著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

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