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- 本 ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061313941
感想・レビュー・書評
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中学生の頃夏休みの宿題として読書感想文があった。
課題図書に惹かれるものがなかったため、この本の感想を書いた記憶がある。
中学生というと、女子はそろそろ身長も伸びなくなって、成長の終わりを実感しつつある年だった。
あとは内面の成熟を志すわけだが、そもそも成長は老いるということなのではないかと思ったのが読んだきっかけだったように思う。
読みやすいが内容は深く考えさせられる。
そろそろ再読のころ合いかもと思い手に取ったが、年を取るととても読み通すのが難しい話となった気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父との思い出もあるが主に母について。老いておそらくアルツハイマー病か何かになった母の姿を通して、母という人間をみつめる。無意識のうちに、新聞やテレビで見知った認知症やアルツハイマーについての情報と照らし合わせていたり。普段危なっかしいと思われていた認知症の老人が、文章では思いのほかしっかりと内心の苦悩を綴っていた記事を思い出した。「どんどん忘れていくのが怖い」
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