- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061314535
感想・レビュー・書評
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レビューは一巻にまとめて書いた。
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今更ながらですが、この作家の本領は戦史にあり。
よって人物描写はあくまで戦史からの観点によるもので、人物そのものの探求は基本的には深みがない。本作の見せ場も摂津での拘束ではなく、信長死後の山崎の戦までの動きにあることからも明らか。
ただ確かにここには疑いのない魅力がある、特にサラリー爺いは好きそうですな。 -
今年のNHK大河ドラマは『軍師黒田官兵衛』である。タイムリーに小説を読むことができた。大河ドラマの原作本は知らないが『播磨灘物語』を読めば十分だろう、なのでTVは見ていない。書店にて足ち読みでドラマの解説本を手にしたが、主役の岡田准一はなにげに違和感がない。
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今年の大河ドラマのモデルということもあって,年末年始に読みました。「中国大返し」以降が分量が少なくて,ちょっと残念。「新説太閤記」の官兵衛とは違ったキャラクターのようにも読めました。他の作家の官兵衛も読んでみたいと思います。
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素晴らしい。この時代を黒田官兵衛の視点から見ると、こうも違って見えるのだという驚きと喜び。名前くらいしか知らなかったが、才能、能力、生涯をイメージできた。能力はありながら、無欲、引き際が早い所など、読んでいて清々しい印象。
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黒田如水について、少々誤解があった。もっと大きな大名かと思っていたが、地方郷族の家老であり、表舞台に華々しく出てくるのは播州攻め以降なのだと初めて知った。
地方故の限界というか、地方が如水を持ったことの不遇というか。無私な官兵衛が好ましく描かれている。 -
やっぱりクライマックスは九州切取り。
もう少し書いてほしかったなぁ~。
まぁ、そう思うのはベタなのかも。