女が愛に生きるとき (講談社文庫)

  • 講談社 (1979年5月25日発売)
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  • 本 ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061315693

作品紹介・あらすじ

男と女のあいだには、深くて難儀な愛がある。愛ほど幻想、錯覚、誤解にみち、人間を喜ばせたり苦しめたりするものはあるまい。しかし、人生にはこれが必要だ。とりわけ女性にとって、愛は行動と心理の拠点である。「人生の楽しみは人を愛し、人から愛されること」という著者が、愛を軽快に語る人生論。

感想・レビュー・書評

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  • 田辺聖子さんが40代半ばに女性誌などに書かれた文章を
    まとめたらしい本。聖子さんはどのエッセイにも「女性と
    いうのは、ただ女性であるというだけで特別」と仰っていて
    それに共感できるので興味深く読む。
    この本を読んで、ためになる言葉が多かった。
    女でいてたのしい、しあわせと感じて生きるのは「愛」あってこそ。
    お金の前に愛かもしれない。
    この本の冒頭で、聖子さんが「私は人生を楽しむために生きる、
    その楽しむこととは、人を愛すること、人に愛されること」と
    書かれていて、今、当時の聖子さんと同じ年代となったわたしも
    同じように思う。どんな時代になっても、女性に愛は切り離せない
    ように思う。

  • だいぶ時代は感じるものの、納得する点も多々あり。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4061315692
    ── 田辺 聖子《女が愛に生きるとき 19790515-19910701 講談社文庫》
     亀倉 雄策&灘本 唯人・装画 19790525
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/******
    ── 田辺 聖子《人は何のために生きるか ~ 私の場合 197308‥ 家庭画報》
     
    (20091203-20140904)
     

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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