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本 ・本 (275ページ) / ISBN・EAN: 9784061315846
感想・レビュー・書評
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親父から譲り受けたシリーズ。性的なトラウマが狂気へと繋がる5つの短編。北原先生の作品はあまり好きではなかったが、自身のミスから母親が強姦されるところから始まる大河「永い夜」、妻を売りつつ蛇を喰らう男を描く「双頭の蛇」は、ダークでスリリング。割とハマる一冊。
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とにかく時代背景が古いので、
若い人にはピンとこないのではないでしょうか。
戦後の昭和の人妻たちがこれほどまでに奔放に性を貪る姿を、
男目線で書くとこんなふうになるのか、という感じ。
立原氏の作品は鎌倉が舞台であることが多く、
そのしっとりとした文章からは上品さが伺える。
性(生ではなくて)と死が隣り合わせであることを、
どの作品からも実感してしまうような、
中年以降の年代じゃないと楽しめないであろう短編集。
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