桃尻娘 (講談社文庫 は 5-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 126
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061317130

感想・レビュー・書評

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  • 高野文子さん 新潟の少女が漫画家になるまで: 日本経済新聞(有料会員限定)
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD157U40V10C22A4000000/

    『桃尻娘』(橋本 治,木原 正博,亀倉 雄策,高野 文子):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000137745

  • 40年ほど前の作品のため、芸能人の名前や、言葉の選択に時代を感じたが、人の根幹は変わらないなぁと。
    主人公の心の動きに重点をおいた文章の記載方法で、言葉が洪水のように溢れ出していった。

  • シリーズ第一弾。

    橋本治のデビュー作で、女子高生の「桃尻娘」こと榊原玲奈をはじめ、「無花果少年」磯村薫、「瓜売小僧」木川田源一、「温州蜜柑姫」醒井凉子といった登場人物たちのリアルな語りと思考をトレースした文章でつづられており、著者の奇才っぷりがいかんなく発揮されている作品です。

    同時代の風俗をあつかった作品は賞味期限が短いのがつねで、本書も「だってサァ」「ほんとにィ」といった表記と登場人物のキャラクター造形に、ややつらいものを感じてしまうのも事実ではあります。ただし、著者のエッセイでもしばしば語られる発想がゲイの源ちゃんの口から語られたり、高校三年生の文化祭での出来事に著者の実現できなかった夢を見たりといったたのしみかたが可能だと思います。橋本治のファンとしては、やはりおもしろく読むことができました。

    なお、続編ではよりいっそうストーリーは過激なものになり、著者独特の思考が随所に示されるようになっていきます。語り口や表記についていけないと感じた若い読者の気持ちは理解できなくもないですが、できれば続編にも手を伸ばしてほしいと、個人的には願っています。

  • うーん、苦手。橋本治の代表作にして出世作かつライトノベルの始祖となった作品。一人称視点で、情景描写そっちのけの自分語りという、ライトノベルスタイルが受け入れられる人にとっては、非常に情報量の多いライトノベルとして面白いのであろう。個人的には、これ以上無理。

    女子高生と男子高校生の自分語りがほぼ交互にくる短篇集という形だが、微妙にそれぞれの作品がリンクしているので、続きの作品として良いだろう。テーマは恋愛、同性愛、親との葛藤、友達との葛藤など、ものすごく大きな事件が起こるわけでもないので、正直なところ退屈に感じてしまう。

    しかし本作の醍醐味は、軽妙な口語体からくるダジャレなどのリズムと、70年代半ばのカルチャーであろう。特にカルチャーについては、音楽や本など、そうとう広い範囲からセレクトされており、絶対にこれオッサンが書いてるやん?と思わざるをえない、というか、オッサンが書いてるんだけど。

    その辺が面白いと思えなければ、星の一つも付けられないような作品だが、その辺を加味したうえでの☆2つ。あとがきに触れられているが、久生十蘭の影響は確かに有るだろうけど、十蘭のほうが面白いよ。

  •  橋本治にはどうしてもなじめない。
     これが面白いかなあ。わざとらしい作り話にしか読めない。

  • 何だろ?コレ?歴史?コッパン、ブンタ…とか…いや、面白いのだが。あと、タイトルは久生十蘭からとった、と、あとがきにある。

  • は-5-1

  • 08/12/20、ブックオフで購入。

  • 清純な中学生になる筈だった私が、この本で一気に今のキャラクターに目覚めました。父親がこっそり隠して読んでいたこの本を目ざとく見つけてあっという間にハマりました。タイトルは凄いですけど、中身は普通の青春小説です!物凄くカッコいいゲイの源ちゃんと、高校に入学する直前の春休みに女子高生の不良のオネーサン3人組に童貞喪失された眼鏡の美少年に囲まれて青春を謳歌するお酒も飲める、煙草も吸っちゃうイケイケギャルの主人公、レナちゃんの物語です・・・ってどこが普通なんだ!!
    その他にも一癖も二癖もある愛すべきシュールな登場人物が沢山出てきます。これに出逢わなかったら今の私の人格はありえなかっただろう・・・と思う位に影響を受けました。
    それにしても、こんな本、中学生の娘に読ませるおとーさんもどうかと思うよ。(って私が奪い取って行ったんでした・・・)

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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