虚構の城 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.28
  • (0)
  • (5)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061317215

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大手石油会社に勤める青年エンジニア田崎健治は、世界に先んじて反公害技術のプロセスの開発に成功、喝采の嵐の中でエリートの道が約束されたかに見えたが-。

    初めての高杉良san。知り合いのおすすめ作家sanだったので、デビュー作である本作を読みました。エリートの逡巡や蹉跌、妬み、女性問題、引き抜き工作など、たまに読みたくなるいわゆる企業小説。1970年代が舞台。とても読みやすかったです。労組問題の辺りでは「沈まぬ太陽」を思い出しました。

  • 出光か。しかし面白い。

  • 「海賊と呼ばれた男」が大人気のようだけれども、基本的には持ち運べる文庫本しか買わないので、その前に同じく出光興産を舞台にしたこの本を読んでみた。

    「海賊...」とは違って主人公は1会社員の方なのだけれども、労働組合を作らせないという家族主義が行き過ぎて、団結して意見をしてくることなど無いはずだというような会社の体制が見えてくる。

    結構舞台が古いので時代背景が見えにくいけれども、昔の会社な雰囲気が出ているが、全体を通じた話自体はそれほど面白いとは思わなかった。色恋沙汰も当然のように出てくるけれども、簡単に恋愛に落ちすぎるというよくあるパターン。読まなくても良かったかな。

  • 監督官庁に張り付いて交際や情報入手を行うセクションの実体が生々しい。山崎豊子の「華麗なる一族」でのMOF対応、「沈まぬ太陽」での運輸省対応の描写と同様。そんなえげつないことはしてない、小説というエンターテインメントの中での誇張された描写だ、と思いつつも、ぞくっとするリアリティを感じるビジネスパーソンも多かろう。

  • 仕事勤めをしていると、ふとビジネス小説を読みたくなる時期があるもので、クルマのときはそうでもないのですけれど、電車通勤なんかしていると、とくにその傾向が強まって、仕事の行き帰りや移動で読みふけっていたりします。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高杉良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×