花嫁の日 (講談社文庫)

  • 講談社 (1982年3月11日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061317505

作品紹介・あらすじ

天性の資質に恵まれ、スターへの階段を夢みる阿紀、父母なきあとの家庭を守り姉につくすことに喜びを見出す由紀、そして不倫の恋に傷つきながら美容師として自立しようとする異母妹津紀。美貌の3人姉妹の華麗な恋のモザイク模様を手練の筆致で描き、結婚という人生に旅立つ女性を温かく見つめる恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和47年刊行。
    当時の現代ロマン、現代女性を描いた小説。

    現代ロマン、面白い。
    現代ロマンという響きが既に現代ではない。
    渡る世間は〜の上流階級版みたい。

    登場人物の言い回しなど、もはや時代劇みたいで、笑ってしまうところも多々あり。

    平岩弓枝さんは、「女の家庭」をたまたま借りて、なんの期待もせずに読んだら、面白かった。
    今回も期待を裏切らない。

    少女マンガのように、主人公がイケメンでお金持ちで優秀な男性に心から愛され、周りもみんないい人で、唯一意地悪なのが実姉。色々あるけど最終的には、清く正しく美しい女性が、幸せになれる。

    読後感は良いけど、多分男性には受けないと思う。
    韓流ドラマや少女マンガ好きにはオススメできる。

  • どろっとしているようで読後感サワヤカな小説でした。

  • 魅力的な3姉妹の恋愛模様。やっぱり意地悪な人がいると面白く展開するね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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