伊藤英三伝 梅は匂い人はこころ (講談社文庫)

  • 講談社 (1982年5月1日発売)
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感想 : 1
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061317819

感想・レビュー・書評

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  • 花王石鹸の社長を務めた、伊藤英三氏の話。父の本棚から拝借して読んだ。
    若い技術者たちが、会社のため、お客様のために、よりよい製品を作ろうと試行錯誤する様子に、会社員たるもの、こうあるべきだなと改めて思った。
    工場が爆発事故をおこす場面が印象に残った。冷静に指示を飛ばす一方、影では仲間を亡くしてしまった悲しみにくれる。優秀なビジネスマンであると同時に、とても人間的な、情の厚い人だったのだと思う。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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