武田勝頼 (3) 空の巻 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061318151

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  • 28歳の若さで武田家の指揮をとることとなった勝頼。信玄時代の老臣たちとのジェネレーションギャップに苦しみながら、偉大な父を超え、自分の思いを遂げようと進んでいく勝頼の姿が好意的に描かれる。
    戦国最強軍団が、脆くも内部崩壊していく様子を、それぞれの心情とともに鮮明に表現、老臣の意見に心ならずも流されていく勝頼に歯痒く思う場面も多いが、勝頼の無念さが伝わってきて心が打たれる。
    「なぜ、武田家は滅ばなければならなかったのか」と改めて考えさせらる。
    著者は、武田信玄、武田勝頼、大久保長安の三部作を予定していたという。残念ながら大久保長安は実現していない。
    著者晩年の作だけあって、実に読みやすい。有名な「武田信玄」より面白いかも。
    章末には「信玄公記」や「甲陽軍艦」の引用が掲載されていて、原書ではほんの一行で表されている部分が、小説では背景描写・人物の心情描写等が重厚に表現されていることにも感動をおぼえた。

  • ホントに名将??
    ぜんぜん良いと思われる部分が書かれていなかったような…。
    酒井忠次・穴山信君は悪者です。
    そして真田昌幸はなかなか意見を採用してもらえません。
    PHPの武田勝頼では真田昌幸は勝頼の友人で良きパートナーになっていたのに。
    まぁ、事実はこちらの方が近そう。

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著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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