おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061318809

感想・レビュー・書評

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  • 絵がシンプルでわかりやすい。言葉の繰り返しや擬音語が楽しい

  • 2017.9.6
    雨の世界。音。色。匂い。空気。五感を使って体で感じながら読める絵本。青を印象的に使った引き込まれる絵、愉快なストーリー言葉のリズム。物語にいつの間にかするっと入り込んでた。雨の世界に入るってなんて気持ちがいいんだろう。おじさんにも新しい世界が開けた。でもそこは佐野洋子さん、なんだかドキッともしたのです。愛するあまり守りに入って外の世界に飛び出さない。物でも人でもそれは同じことで、お前は大丈夫かとずばっと問いかけられたような。

  • 僕が小学1年生のとき、国語の教科書に載っていました。懐かしさを感じて、図書館で借りてきました。

    「どうしてかさをささないのかな?」って考えたのをよく覚えています。30年以上過ぎた今でも、ポンポロロン♪は覚えていました。

  • 個人的に「美味しいものは最後に残しておく」「大事なものは極力使わないようにする」癖のある子どもだった私にとって心に残った絵本でした。
    大人になって読み返してみてもその頃と受けた印象は変わらず、人に新しい価値観を教えてくれる素晴らしい絵本。

  • 低学年読み聞かせ:雨の日に。初めは「なんでー?」と言いながらも共感している子がいます。音の響きが楽しく、心地よく、読み聞かせにぴったりです。

  • やたら傘を大事にするおじさん。
    でもね、けちけちしてちゃ、楽しくない。
    雨の良さ、傘のよさ、人生の歓び。
    読み聞かせに丁度良い感じ。

  • 小学校の教科書でとりあげられていたので、さすがに内容を知っている絵本。
    とにかく、この話が好きで国語の授業が毎回楽しかったのを覚えています。
    雨って憂鬱な気分にさせられますが、次の雨の日は「あめが ふったら ポンポロロン あめが ふったら ピッチャンチャン。」を、こっそり口ずさみながら歩いてみようと思います。

  • たいせつなものをとてもとてもたいせつにしているおじさん。

    たいせつにしすぎて、使わなければいけない時こそ、そのたいせつなかさを使うことのないおじさん。

    でも、とある雨の日。
    子どもたちの発想に刺激を受けて、たいせつなものに日の目を見せたおじさん。

    いままでとは違う世界を知り、さらに、楽しい気持ちになったおじさん。

    そして、その役目を果たしたそれを、家に帰り、定位置に置く。
    子どものように、それを何度も見に行ってしまうおじさん。

    かわいいなあ、ステキだなあ、と思いながら読んだ。

    多分きっと、おじさんのかさ、、そんなもので世界は溢れてる。
    そのものの、そのものが生きる場所で活躍する姿を見て、さらに、愛おしくなる。

    囲わず、大空に羽ばたいてもらいたい。
    どんなものも。どんな人も。

  • 図書館本。4歳娘と2歳8ヶ月息子に読み聞かせ。
    読み終わった後、娘が志村けんの『変なおじさん』をやり続け...
    傘差したいから雨大好きな娘には『変なおじさん』としか思えなかったよーだ。

  • 5歳0ヶ月
    大切なものを大切にしすぎて使えない子どもの頃の気持ちを思い出した!

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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