いちょうやしきの三郎猫

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 30
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061322202

作品紹介・あらすじ

「まいにちいっしょにいたのに、あたし、三郎のこと、なにも知らなかった。」とつぜんいなくなった猫の三郎をさがして、麻美は『いちょうやしき』へ。そこで見たのは、麻美のまったく知らない、三郎のほんとうの世界でした。だれかをたいせつに思うことの切なさ…。ほわっとあたたかくて、じんと胸が痛くなる絵本。

感想・レビュー・書評

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  • パートナーを束縛することが嫌で(そして依存することが怖くて)、“やりたいことがあれば別れても応援する”なんてうそぶいていたあの頃を想う。
    そして、なんだかんだと結局は長い時間を共に過ごして至る今、この物語を読んでつくづく思うのは「大切に思っているから離れる」なんて、そんな簡単に言える言葉じゃないよな、ということ。

    とりあえずソファーで寝ている猫に優しくしようと決意するのは、あまりに現金すぎるか。

  • 〝飼い猫の三郎がいなくなったのは、ひと月前のことです..麻美は、あちらこちらを探しまわりました。見つかったときあげようと、ポケットに煮干しをいれていきました・・・〟猫の三郎が見つかったのは、麻美が全く知らなかった、絵を描く三郎の世界でした「毎日いっしょにいたのに、あたし、三郎のこと何も知らなかった」...相手のことを大切に思うことの大切さを描いた、成田雅子さんの心あたたまる絵本デビュ-作です。

  • 【ID絵本】
    ◆成田雅子さん、注目の絵本作家さんですね。物語を追いかけているうちに惹きこまれ、心の奥の鏡をのぞきこんだような、しんとした心持になる。
    ◆他者が自分ではないということ。母と私が違うこと、妹と私が違うこと、夫と私が違うこと、子どもと私が違うこと、友人と私が違うこと…わかりきっていることなのに、気が付くと忘れていて、何度も突きつけ・突きつけられることになる。
    ◆でも、決して孤独ではない。「自分」を生きていくうちに、他者と思いが交わり通じ合う点や線は必ずあって、「むねがほわっとして、それから、じん、と」なるのです。【2013/09/22】

  • うわあ、なんだこの絵本は。
    大切な人(猫)を幸せにすることはどれほどむずかしく、勇気のいることなのか。

  • 超ファンタジー

  • 「まいにちいっしょにいたのに、あたし三郎のこと、なにも知らなかった」突然いなくなった猫の三郎をさがして麻美は『いちょうやしき』へ。
    そこで見たのは、麻美のまったく知らない三郎の本当の世界でした。
    だれかを大切に思うことの切なさ・・・・・。
    ほわっとあたたかくて、じんと胸が痛くなる絵本です。

  • 秋になると、読みたくなる絵本。秋の肌寒さが伝わってくるようです。
    猫は気ままと思われがちですが、猫だってやりたいことはあるんですよね。猫に限らず誰にでも。
    そんな気持ちを一人でもわかってくれる人がいたら心強いですよね。

  • (あらすじ)
    猫とは「こういうものだろう」と頭から思い込んで接していた女の子が、
    ある日行方不明になってた飼い猫に屋敷の前で再会します。
    三郎という名のその猫は、2本足で立ち、
    人間の言葉をすらすらしゃべっています。
    「いっしょに帰ろう。」と言う女の子に三郎は…

    *子どもとは「こういうものだろう」と勝手に理想を
     押しつけてしまいがちですが、一人一人違った個性をもち、
     その個性を認めてあげるのが大事だと気付かせてくれる、
     とかく、他人と自分の子を比べてしまいがちな親御さんに読んで欲しい絵本です。

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