ミツビシトンボ

  • 講談社 (1998年4月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061322301

感想・レビュー・書評

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  • ミツビシトンボは背中にひし形3つ、オニヤンマより10センチおおきい、図鑑に載っていない
    男の子たち3人で頑張って捕獲しようとする。
    プランA、おとりのえさでつる、えさだけ取られる
    プランB、ラジコンで追いかける、ラジコンは木にぶつかって壊れる
    プランC、10メートルの釣竿の先に取り餅をつけて捕まえる、触れるけれど逃げられてしまう
    僕の心臓もミツビシトンボの心臓もドックンドックンする
    プランD、不明。


    実際にはミツビシトンボというトンボはいないらしい?
    これ、三菱に許可取ってるのかな。
    取ってないことはないと思うけど、三菱のことが全く書かれていない。

    前半にはトンボの一般的な捕り方のコツとかも書かれている。

  • 2003.8.13

  • 馴染みの古本屋の絵本棚から発掘。本当は、先月末に買うつもりだったのだが、偶々其の時は、持ち合わせが無くて(他に遣う予定が)、「売れなきゃイイな」と、本棚の一番上の段に挿し込んで帰った。さて、内容は絵が、ビーパルでお馴染みの村上康成。「題名の」ミツビシトンボ、多分オニヤンマの事を指すんだろうけど、ガキの頃、オニヤンマを採集すれば、ヒーローだったねぇ。数がそんなに沢山居る訳でないから、そしてあの図体で、機敏、すばしっこい。オニヤンマとガキの知恵比べだった。ヤツは、当然と云えば当然だが、子孫繁栄の為、水場に近い処を飛んで回り、其の近くに留まる。ガキの持つ捕虫網では、届きそうで届かない。周りよりは、身体の大きかった僕でも、届かずに用水路に嵌まったコト暫し。其の都度親に叱られ、知恵を付ける。網の柄を延ばし、手首を還し、サッと網を畳む練習を繰り返し、捕獲!「やったー!」夏の日の誇らしい想い出だなぁ、でも、話には必ずやオチがある。羽根を人差し指と中指で挟み持ったり、持たせたり。でも、子供に因っては、挟み方が緩かったりして、あっという間に逃げられたり、あの鋭い口で噛み付かれたりして逃がしてしまうので、もう、大騒ぎさ。捕まえた本人は逃がしたのを、ゴツン、ゴツンとされたのは、泣き叫んで、更にゴツンした本人は大人にゴツンとされ、更に大騒ぎ。こうして、弱肉強食の世界を覚えて行くのだった。

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