- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784061322615
感想・レビュー・書評
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たんたんと小さな駅の一日が描かれています。
絵だけの絵本なので対象年齢は2歳くらいから詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある えきしゃを ぶたいにした ゆきの ふる いちにち。
ゆきって おとも たてず しんしんと ふるところが
なんだか しみじみと した きもちに させるんでしょうかね。
いつか こんな じょうけいに であったことの あるような
なつかしい きもちに なる えほん。 -
子供の頃に読んだ絵本や児童書の類は、たいていは図書館から借りてきた読み捨て物だから、荻原規子とか、湯本香樹実とか、ごく一部を除いて、読んだことは覚えていても、主人公の名前はおろか、あらすじすらまともに覚えていなかったりするものですが。この絵本だけは特別に覚えていたんですよね。
ある雪国の田舎駅の一日。ただ一言の言葉もなく、ひたすら静謐に描かれるだけの短い絵本なんですが。
実家の目の前に、雪こそ降らないものの、貨物列車がよく通過する駅がありまして。それで親近感があったのかも、と思っているのですが。
大事にしていたはずなのに、いつのまにか行方不明になっていて。新装版に邂逅したときは、復刊ブーム万歳!と、諸手を挙げたものでした。 -
文章はない。田舎の駅の雪の一日が描かれている。抑えた色合いの静かな絵。ページごとに息子は絵の細かい部分の変化を熱心に探していた。