八方にらみねこ (講談社の創作絵本Best Selection)

  • 講談社 (2003年1月20日発売)
4.32
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本棚登録 : 139
感想 : 27
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  • 本 ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061322653

作品紹介・あらすじ

おかいこを、ねずみから守るため!

捨てねこだった子ねこを拾ってくれた、ばあさとじいさ。
恩返しのつもりで、おかいこをねずみたちから守ろうとしても、ちびねこのみけでは力不足。
みけは「八方にらみの術」を会得するために、山に修行に入りますが!?

第19回ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞作
第4回絵本にっぽん賞受賞

名作絵本を新装版で!講談社の創作絵本ベストセレクション

感想・レビュー・書評

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  • レビュー数が少ないのが、とても残念。こんなに面白いのに。
    序盤懐かしさに心がふわっと和み、中盤は迫力で圧倒され、粋なラストにはまたもやほんわかとする。第19回ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞作品。このエルバ賞というのは子どもたちが選考するらしい。
    そして第4回絵本にっぽん賞受賞作でもある。
    福音館の「母の友」という本の、昭和55年3月号に掲載されたという作品の絵本化。

    捨て猫の小さなミケが、雪道をひとりでとぼとぼ歩く絵から始まる(もうここだけで切ない)
    ミケを拾って可愛がってくれたのは優しいおじいさんとおばあさん。
    せめてもの恩返しにと、養蚕の季節に蚕を狙ってやって来るネズミ退治に挑むミケだが。。

    3ページ目の小正月(1月15日)の部屋のしつらいが、とても懐かしい。
    柳の繭玉飾り、丁寧に飾られた神棚、囲炉裏で炙られる魚、山盛りのミカン、背負い籠にまでしめ縄が飾られている。
    よくよく考えてみればこのような風景は私の思い出には存在しないはずなのに、「郷愁」というのはどこから湧き出るのだろう。もしや遺伝子に組み込まれているのだろうか。
    ラストから2ページ目の里山の風景にも、じわぁっと小さな涙が出そうになる。これは山桜、これは菜の花、これは蒲公英、馬小屋の屋根のナズナにまで不思議な親しみを感じるのだ。

    さて、あべこべにネズミに退治(?)されて散々な目にあったミケは、「こんなことではなさけない」と、山に修行に行く。ネズミたちの歌で唄われていたヤマネコ様に、にらみの術というのを教わりに行くのだ。
    ここからはうって変わって大迫力の絵が続いていく。それがこの表紙絵。
    鮮やかな色彩と、ミケのらんらんと燃える眼。ヤマネコ様の、もう怖いこと怖いこと。ほとんど劇画タッチ!さぁ、弱虫で小さなミケは辛い修行に耐えて、無事元の家に戻れるのか・・?

    「猫の恩返し」の話と言ってしまえばそれまでなのだが、それだけではない奥深さがある。
    養蚕業が盛んだった頃の話でもして、ぜひ子どもたちの興味など惹きつけたい。
    美しい絹糸を紡ぎだすまでの、ご先祖様たちのそれはそれは大変な苦労。
    桑の木を育て(地図記号にあった、アレです)休みなく綺麗な葉を与え続け、一家総出で蚕たちのお世話に追われただろう日々。
    繭玉を煮て中のサナギを死なせるところでは、必ず「可哀想=」と声が上がるかも(笑)。
    そして、自分たちの暮らしを支える大事な「お蚕様」を狙うネズミを退治するために、猫もひと役かっていたこと。作者の後書きによれば、養蚕農家は猫の絵馬を神社に奉納していたらしい。

    本当に残念なことに、私は養蚕の過程をこの眼で見たことがない。
    説得力に欠けることこの上ないので、この際もう少し蚕について学んでおくことにしよう。
    可愛いだけじゃなく、賢さと凛々しさもある猫のお話。描きこまれた日本の風景にもご注目。
    ネズミたちの歌にメロディを付けて歌うともっと楽しいだろうなぁ。練習しようっと。
    約10分。幼児から大人まで。

    • 杜のうさこさん
      nejidonさん、こんにちは~^^

      この本、面白そうですね!
      早速読みたい本に登録しました。

      今高田郁さんのシリーズで呉服商...
      nejidonさん、こんにちは~^^

      この本、面白そうですね!
      早速読みたい本に登録しました。

      今高田郁さんのシリーズで呉服商の話を読んでいて、お蚕に興味があったので勉強になりました。
      ありがとうございます!
      お蚕というと、昔ドラマや映画で見た「あゝ野麦峠」を思い出します。
      女工さんたちが過酷な環境でお蚕から糸を取り出している場面は衝撃でした。

      nejidonさんの本棚は、ネコちゃんはもちろん、
      自分では手に取らないであろう本がたくさんあっていつも勉強させていただいてます。

      比べるのもおこがましいんですが、私の子どもっぽい感想にいつもいいね!を下さって、ありがとうございます!嬉しいです!

      連日の氷点下、おからだの調子はいかがですか?
      ネコちゃんも寒くて大変ですよね。
      道端の子たちがとても気になる季節です。

      前回のコメント、さっき読み返したら少しグロかったかも…
      慌てて書き直ししました。(小心モノです^^)
      忘れて下さいね~
      では、今年も素敵なレビュー楽しみにしています。
      よろしくお願いいたします。(*^-^*)
      2018/02/01
    • nejidonさん
      杜のうさこさん、こんにちは(^^♪
      ポチとコメントをくださり、ありがとうございます!
      ちょうど風邪をひいてしまい、ぼーんやりした頭で書き...
      杜のうさこさん、こんにちは(^^♪
      ポチとコメントをくださり、ありがとうございます!
      ちょうど風邪をひいてしまい、ぼーんやりした頭で書きこんでいます・・
      そうそう、このコメントは二度目かと思いましたが書き直しですか。
      グロいというのは、もしや煮た時にすごいにおいという部分かな?
      ぜーんぜーん気にしてません・笑 じゅうぶん想像がつきますもん。
      お気遣いいただいて、かえってすみませんでした。
      「あゝ、野麦峠」はずいぶん前に見ましたが、確かに過酷な境遇で働いてましたよね。
      映画であれだけということは、現実はもっともっとだったことでしょう。

      私のレビューは、子どもたちに読み聞かせるのをシミュレーションしているのです。
      何度も読みこんで、関連する本も読んで、大体20回くらい読みの練習をします。
      それでも失敗するときはするんですよね・笑
      読み聞かせがなかったら、きっとこれだけ読み込まないかも、です。
      杜のうさこさんのレビューはいつも作品への愛情が感じられてとても好きです。
      みな人それぞれの持ち味なので、比べるのは意味がないと思いますよ。
      何しろ、お名前を見なくても文章だけで「あ、これは○○さんだ!」って分かりますから。
      同じ本を読んでも視点が違うのも面白いところです。

      「八方にらみねこ」を読まれたらぜひ感想をお聞かせください。
      とにかく楽しんでくださったら本当に嬉しいです!
      2018/02/01
    • 杜のうさこさん
      nejidonさん、こんにちは~♪

      お久しぶりです。
      この酷暑、キツイですね。それでもここ数日は少し気温も下がって、だいぶ楽になりま...
      nejidonさん、こんにちは~♪

      お久しぶりです。
      この酷暑、キツイですね。それでもここ数日は少し気温も下がって、だいぶ楽になりましたね。
      お身体の調子はいかがですか?

      この本、やっと読めました~
      なかなか手に入れられなくて…

      絵の迫力がものすごかったですね。
      もしも子どもの頃に読んでいたら、泣きだしたかもしれません。びびりなもので…(笑)

      それよりも、みけがもういじらしくていじらしくて…
      山道をトボトボ歩くチビ猫が、
      ネズミの総攻撃をくらった情けない顔のチビ猫が、
      あんな立派な姿になって…
      お母さんは嬉しいよ~!!でした。
      素敵なレビューをありがとうございました!

      台風、大きな被害が出ないといいですね。

      ではまた~(^^♪
      2018/07/28
  • フォローさせていただいているブク友さんのレビューがきっかけで読みました。

    夕暮れの雪深い山道、
    捨て猫のみけが、泣きながらとぼとぼと歩いている。
    その姿は、目を凝らさないと見つけられないくらいちっちゃくて、
    寒いよ…お腹へったよ…か細い泣き声が、本の中からきこえるよう。

    すると、村はずれの一軒の家の戸が開き、おばあさんが顔を出してくれた。
    暖かな囲炉裏端で、おじいさんのひざの上で、まどろむみけにホッと胸をなでおろす。

    おじいさんとおばあさんが大切に育てているお蚕様を食い荒らすネズミたちめ!
    みけはおじいさんたちへの恩返しとばかりに飛びかかるが…
    ネズミに総攻撃されているみけの情けない表情が、妙にかわいくて笑ってしまう(みけ、ゴメン!)

    でもこんなことで負けてはいられない!
    ネズミたちが怖がるやまねこさまのにらみの術を教わろう。
    修行に出るみけ。

    もうね、この絵の迫力といったら!
    修行中の鬼気迫る表情に、びびりな私はドキドキでした。
    苦しい修行に耐え抜き、見事「八方にらみ」の術を体得したみけ。
    気が付けば一年が過ぎ…

    あぁ、おじいさんとおばあさんが元気でいてくれて良かった~。
    二人に近寄っていくみけの堂々とした姿。
    そして、ネズミたちを見事退治。
    キューバタン!追い払うだけではないのね…。
    そういえば童話というものはシビアだった。

    「蚕安全」八方にらみねこのお札。
    おじいさんが描いたみけは、胸を張ってとても得意げ。
    みけ、がんばったね!えらいね!
    迫力満点の子猫の恩返しでした。

    素敵な本をご紹介下さり、ありがとうございました!

    • nejidonさん
      杜のうさこさん、こんにちは(^^♪
      連日の猛暑ですがお元気でおすごしですか?
      (暑中見舞い風?笑)
      私の方にコメントをいただいたのです...
      杜のうさこさん、こんにちは(^^♪
      連日の猛暑ですがお元気でおすごしですか?
      (暑中見舞い風?笑)
      私の方にコメントをいただいたのですが、久々なのでこちらに書きこみますね。
      まずは、この本をお読みいただいてありがとうございました!
      案外人気のある絵本で、図書館でもなかなか借りられないようです。
      私はこちらにある「絵本屋さん」でだいぶ前に買ったのですが、ひとめ観て「買い!」と決定した本です。
      レビューの通り、可愛さ満点の場面とド迫力の場面があって、その落差がすごいんですよね。
      特に修行のページ!!!もう、そんなに怖い思いまでして頑張らなくても・・と手を差し伸べたくなります。
      大人になってから読んで、その点では良かったなぁと思います・笑
      ちょっとお洒落な猫ものの本が流行る中、このような昔風の絵本がまた読まれるなんて、嬉しいですね。

      また楽しい本に出会いましたらレビューでお知らせください♬
      今回はありがとうございました。
      2018/07/29
    • 杜のうさこさん
      nejidonさん、こんばんは~♪
      お返事ありがとうございます^^

      台風一過、また暑さが戻って来ましたね。
      まだ7月なんですよね…...
      nejidonさん、こんばんは~♪
      お返事ありがとうございます^^

      台風一過、また暑さが戻って来ましたね。
      まだ7月なんですよね…梅雨明けが早すぎた上に、この猛暑でふ~ふ~言ってます。
      nejidonさんも、ご自愛くださいね。

      この本が図書館で人気があるのは、たぶんnejidonさんの素敵なレビューのおかげではないでしょうか(^^♪

      今回もそうでしたが、ブクログのレビューがきっかけで古い本を借りに行った時など、
      閉架資料に予約が入ってたりすると、「この方もブクログのレビュー読まれたのね~」なんて思うことがよくあります♪

      nejidonさんも大人になってから読んで良かったと思われたんですね^^
      私はブクログを始めるまで、もう長いこと絵本や児童書を読んでいなかったので、
      こういう出会いができて本当に嬉しく思います。

      こちらこそ、ありがとうございました(*^-^*)
      2018/07/30
  • フォローしている方のレビューで知り、その迫力ある表紙の猫の絵にものすごく惹かれました。
    近くの図書館にたまたまあったのでラッキーでした。(でも閉架資料でした。もったいない!)

    見開きで描かれる山の村の雪景色。
    その雪の白と木々やおうちの茶色のあたたかみのある絵にほうっと目が奪われ、文章を読んで目を下の方に向けるとそこにはトボトボと歩くみけらしい姿が!

    もうここで愛情がぎゅいーんと(笑)

    みけの真上に描かれている木に一枚だけ赤い葉っぱが残っていて、みけの心細さを表すと共に、読んでいる人がみけを見つけやすいようなアイキャッチになっていてその絶妙な配置に唸った。

    たどり着いたおうちには優しいおばあさん、おじいさんがいてみけがおじいさんの膝で安心して寝ている姿に思わず涙が。

    ふたりは養蚕業をやっていて、千も、万もの‘おかいこさま’のためにせっせと桑の葉を食べさせてやる。昼も夜も。その場面を想像すると本当に無垢な生命力に溢れていて、人々が蚕に‘さま’をつけているのももっともだと思ったし、それをした昔の日本人のメンタリティに敬意を感じる。

    その‘おかいこさま’の命を狙うねずみどもに勢いよく挑んだものの惨敗したみけ。
    ねずみどもが恐れるやまねこさまの‘八方にらみの術’を教わりに山の深きところにのぼることに。

    この場面のみけは最初のページとおなじように人の小指の先程の小さな姿で描かれる。でも黒と灰色の山の景色にも関わらずその姿は凛々しく雄々しく見える。
    そしてみけの修行が始まるのだが...。

    もう最初から最後までみけが愛しくて愛しくて...。
    パステルで描いているのかな、みけの毛並みが柔らかそうで触りたくなる(笑)
    キャラクターもおじいさん、おばあさんの穏やかかな表情から、みけややまねこさまの迫力ある姿までの描き分けがすごい。
    うちの仏間にみけの‘八方にらみ’のページを開いて飾っておきたいくらい。(恥ずかしながらねずみが出る)

    素敵な絵本の紹介ありがとうございました!

    • 5552さん
      chikako0420さん、こんばんは。
      コメントありがとうございます!
      たぶん同じ方のレビューを読んだのですね。
      本当に素敵な絵本で...
      chikako0420さん、こんばんは。
      コメントありがとうございます!
      たぶん同じ方のレビューを読んだのですね。
      本当に素敵な絵本でした。
      絵もお話も大満足。
      でも、私、何回「みけ」って書いてるんでしょう?もう夢中ですね(苦笑)
      猫好きな方ならみけにノックアウトされちゃうと思います(^-^)

      またいつでもお越しください!
      2018/03/30
    • nejidonさん
      5552さん、こんばんは(^^♪
      わぁぁぁ!何だかとっても嬉しいです!
      感動が伝わる素敵なレビューですね!
      そうそう、この絵がね、良い...
      5552さん、こんばんは(^^♪
      わぁぁぁ!何だかとっても嬉しいです!
      感動が伝わる素敵なレビューですね!
      そうそう、この絵がね、良いんですよねぇ。
      小さな小さなミケが本当に愛らしくていじらしくて。
      自然描写も味があっていいですよね。
      仏間ににらんでいる猫絵を飾りたいというおうちは、きっとたくさんあると思います。
      ネズミが出る家はこちらにはたくさんありますし。ネズミって移動しますからね。
      よく「猫を貸してほしい」というお願いをされます。
      でもいまどきの子たちなので、全然お役に立てないみたいです(大笑い)

      一冊の本が、レビューから色々な方に広がっていく。感激です。
      作者でもないのですが、本当にありがとうございました。
      2018/03/30
    • 5552さん
      nejidonさん、こんばんは。
      コメントありがとうございました!
      この絵本最高でしたよ~。
      最初のページでみけがトボトボ歩いている姿...
      nejidonさん、こんばんは。
      コメントありがとうございました!
      この絵本最高でしたよ~。
      最初のページでみけがトボトボ歩いている姿を見つけた時から他猫とは思えなくなりした。
      ダイナミックな構図の絵の連続に興奮しつつ、みけの気持ちを想像して何とも言えない気持ちになるという贅沢な時間を過ごしました。

      うちにも猫が三びきいるのですが、ねずみのカサカサっという音にもびくともしません。
      現代っ猫はお腹と心が満ち足りているので、あんまりがっつかないのかもしれません。
      猫なのに草食系...(^-^)

      この絵本のご紹介ありがとうございました!
      だからブクログは止められない!!
      2018/03/30
  • ★★★★★
    私の定番読みきかせ絵本です。
    にぎやかでも読み始めるとみんなお話に引き込まれます^^
    みけといっしょに修行しちゃうみたいで、目がイタイとか、にらみの術で目つき悪くなったりする副作用が・・
    (まっきー)

  • 図書館で見かけたとき、小さかった頃に読んで面白かった記憶が一瞬で戻った。みけのいじらしさや、にらみの術を身につけるスポ根ぽい要素や、一度コテンパンにされた相手(ねずみ)に打ち勝つ成長譚に、子供ながらに萌えたのだと思う。
    いま、自分の子どもが何度も読み聞かせをせがんでくるのが嬉しい。
    きっと、ストーリー的にも魅かれる要素が多いんだろうな。
    絵も、みけが成長するにつれ、精悍に変わっていくところがかっこいい。やまねこや成長したみけ、迫力があって引き込まれる。

  • ねずみにバカにされる子猫。
    「八方にらみ」の術を伝授され必死に練習します。
    ものすごい迫力の絵でぐいぐいひきつけられ、思わず力が入ってしまいます。
    つらいときに読むと元気が出るかも。読み聞かせにも最適です。
    表紙絵からすごい迫力。

  • 研修で知り、借りてよんだ。

    捨てねこだった子ねこを拾ってくれた、
    ばあさとじいさ。恩返しのつもりで、
    おかいこをねずみたちから守ろうとしても、
    ちびねこのみけでは力不足。みけは
    「八方にらみの術」を会得するために、
    山に修行に入りますが!?
    (カバーそでより)

    表紙がかわいい。
    地の文もセリフも、わかりやすい方言。
    「八方にらみ」という言葉を初めて知った。
    はじまりは小正月で、おわりは春。
    懐かしい日本の風景と養蚕業。
    「やまねこさま」が妖怪みたいで、それもまた、子どもにうけるのかもしれない。
    本編のみけの目はぎょろぎょろしすぎていて、マンガ『NARUTO』を思い出した。

  • おじいさん、おばあさんに助けてもらったこねこ。恩がえしをするため、ねずみとたたかいます。「八方にらみ術」を手に入れるため、山に修行に入りますが・・・

  • 4,5分

    むかしばなし。
    蚕を食い荒らすねずみを睨んで追い払うねこ。
    むかしばなしとして読んであげるには良いと思います。

    ねこが八方にらみねこになるために
    すごく頑張って修行しますが、
    それほどの恩義をじいさんばあさんに
    感じるようになったという描写がないので
    少し物足りなく感じました。

    長いバージョンの話があるのかな・・

  • かわいがってくれるおじいさんとおばあさんの役に立ちたい、子猫のみけ。

    「おかいこさま」によって来るネズミにバカにされ、追い払うこともできない子猫は、
    厳しい修行に出る。


    血のにじむような努力をして、立派に成長するみけの姿が、感動です。


    11~12分くらい。

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