はくちょう (講談社の創作絵本)

  • 講談社
3.75
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本棚登録 : 85
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061322752

作品紹介・あらすじ

たがいになきかわしながら。たがいにはげましあいながら。白鳥の声が心にひびく新作絵本。

感想・レビュー・書評

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  • きつねに傷つけられた「はくちょう」さんと「池」さんの優しい物語。小学生向けかな?

    仲間はすべて北国へ飛び立ってしまった。取り残された一羽の白鳥。小さな池は湧き水で温かく、次第に白鳥は傷ついた羽が治っていく。池は嬉しいと同時に、白鳥が飛び立っていってしまうのが寂しくてたまらない。そしてついに白鳥は飛び立った!池は、たった一羽でとんでもなく長距離を飛んでいこうとする白鳥を見て、たまらなくなり、気が付いたら自分も白鳥を追いかけていた!そして池はいつしかもう一羽の白鳥となり、二匹の白鳥は助け合いながら長距離の旅にでた。。優しい話ですねえ。

    何故私がこの本を手に取ったか。やはり伊勢英子さんの絵だからだ。伊勢さんの自然や生き物の描写がとても好きなんです。今回も大自然の中の池、飛び立っていく白鳥の絵が圧倒的な迫力で描かれています。これはやっぱり絵に見とれてしまいますね。

    山々と池、次々と飛び立つ白鳥たちの絵。実に雄大で美しい!空に飛び立ったはばたく白鳥の絵からは、まさしく{バタバタバタ!!」と羽の音が聞こえてきそうなぐらい臨場感がある。一羽だけでついに飛び立ったシーンも印象的だ。真っ青のカンヴァスの中に小さな白鳥が一羽だけ描かれている。まるで地上から見送っているかのような印象的な絵。最後は二羽になった白鳥が励ましあいながら飛んでいるシーン。空の青と白鳥の白のコントラストが非常に鮮やかで、生きているみたいだ。

    きっと子供たちも迫力ある伊勢さんの絵本に見入るんでしょうね!

  • 科学絵本になるのかな。白鳥の生態を通して、生き方を学ぶ。

  • 群れからはなれた白鳥に池が寄り添い、とびたっていくはなし。
    絵がきれいだけれど、基本青白だから絵もおとなむけ。
    C8771

  • 小学校の国語の教科書に載ってても不思議じゃないぞこれは……
    同情と憧憬と、それから解放、そして同じ世界へ……
    劇場版ウテナかな……??

  • 冬が来て白鳥たちは暖かい南を目指して飛んでいく。
    そんな中、怪我をして1匹だけ池に残った白鳥がいた。
    池は水の流れがないので温かく、草に身を隠し、白鳥は傷を癒していた。
    池に1匹だけいる白鳥に、無理だと分っていてもどこへも行かないでずっといてほしいと思う池。
    せめて飛び立つまで話し相手になりたいと思うがそれも叶わない。
    遂に白鳥の傷が癒え、南へ飛び立つときが来た。
    池は声を発することは出来ないので、池の声は白鳥には届かない。
    白鳥は池を飛び立ち、池からは姿も見えなくなった空を飛んでいる。
    池は白鳥になりそのあとを追う。
    2匹の白鳥は寄り添って南を目指して飛ぶのだった。

    見送るだけの池で終わらせることも出来たのに、敢えてそれを選んでいないラスト。
    終わり方がきれい。
    池の想いが奇跡となる。

    池の青、空の青、白鳥の白がきれい。

  • 透明感のある絵はみていて心癒されました。

  • きずついたはくちょうへの、いけからのメッセージ。ブルーがとってもきれいな絵本です。

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著者プロフィール

福岡県生まれ。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『くじらさんのーたーめなら えんやこーら』(鈴木出版)で日本絵本賞受賞。その他の作品に『ともだちや』(偕成社)など多数。

「2020年 『へんかしら そうかしら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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