- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061322752
作品紹介・あらすじ
池が美しい白鳥に想いを寄せた。感動の絵本。
傷ついた羽をひとりで癒す白鳥に、小さな池は想いを寄せました。白鳥が飛び立ったその時……。
詩人・内田麟太郎と画家・伊勢英子のコンビによる初めての絵本です。
いけは なみだを にじませました。
でも、いけの ながす なみだは だれにも みえません。
みずも なみだも おなじように
すきとおっていましたから。――(本文より)
感想・レビュー・書評
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娘の分析。
白鳥に恋した池のお話。
だそうです。
確かになんだか、ファンタジー要素があって素敵だったなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出会いと別れの大切さを教える絵本10冊 Pen Online
https://www.pen-online.jp/news/culture/seitoshi/1
『はくちょう』(内田 麟太郎,いせ ひでこ)|講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000138093 -
原画が観てみたいなと思う絵本でした。
ホワイトとブルーで描かれる、いせひでこさんの美しい世界。
「池」が生きているものが味わうであろう、複雑な感情を味わう様子が描かれています。
ちいさなえほんや”ひだまり”さんセレクト、
”10才までに読みたい、こころが豊かになる110冊”ながら、これは10才までは難しいのでは?と思ってしまいました。
潜在意識として入れてしまうというのは、もちろんありだと思いますよ! -
池が美しい白鳥に想いを寄せた。感動の絵本。
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群れからはなれた白鳥に池が寄り添い、とびたっていくはなし。
絵がきれいだけれど、基本青白だから絵もおとなむけ。
C8771 -
小学校の国語の教科書に載ってても不思議じゃないぞこれは……
同情と憧憬と、それから解放、そして同じ世界へ……
劇場版ウテナかな……?? -
冬が来て白鳥たちは暖かい南を目指して飛んでいく。
そんな中、怪我をして1匹だけ池に残った白鳥がいた。
池は水の流れがないので温かく、草に身を隠し、白鳥は傷を癒していた。
池に1匹だけいる白鳥に、無理だと分っていてもどこへも行かないでずっといてほしいと思う池。
せめて飛び立つまで話し相手になりたいと思うがそれも叶わない。
遂に白鳥の傷が癒え、南へ飛び立つときが来た。
池は声を発することは出来ないので、池の声は白鳥には届かない。
白鳥は池を飛び立ち、池からは姿も見えなくなった空を飛んでいる。
池は白鳥になりそのあとを追う。
2匹の白鳥は寄り添って南を目指して飛ぶのだった。
見送るだけの池で終わらせることも出来たのに、敢えてそれを選んでいないラスト。
終わり方がきれい。
池の想いが奇跡となる。
池の青、空の青、白鳥の白がきれい。 -
きずついたはくちょうへの、いけからのメッセージ。ブルーがとってもきれいな絵本です。
著者プロフィール
内田麟太郎の作品





