やくそく (講談社の創作絵本)

  • 講談社 (2004年4月1日発売)
4.00
  • (16)
  • (4)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 14
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 / ISBN・EAN: 9784061322943

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 〝ねえ、ゆうじサン、疲れてるんじゃない? 「別に疲れてないよ」 ぼくと、のんびり釣りでもしない? 「また今度ね」 約束だよ、きっとだよ 〟・・・飼い主である<ゆうじサン>が居なくなり、取り残されて嘆き悲しむ、飼い猫の<よもじ>・・・ピアノも、テーブルも、そして家さえも、貴方が気づかないと、何もかも無くなってしまう… 貴方にとっては小さな約束。でも、それはとても大きなことだった。・・・飼い主の謎の失踪と帰還を気遣う猫を描いた、絵本作家<成田雅子サン>の意味深いファンタジ-絵本。

  • 切なすぎて涙が出ました。約束って、やっぱりとっても大事。

  • 本当にそのとおり。心になかったら、見えていないのと同じ、ないのと同じ。こんな大事なことを絵本にできて、すごい。

  • ゆうじさんが仕事に忙殺されていくに従って、家の中のいろいろが消えていく。果てはお家さえも…。ゆうじさんが帰ってこなくなってしまったところで、何とも悲しく本を閉じたくなってしまった。ギュッと猫のよもを抱きしめてあげたい。でも、よもは誰よりもゆうじさんを待ってるんだよね。
    待ち人が戻って安心かと思いきや…ラストのカットが意味深。タイトルの意味、ゆうじさんの歯切れの悪い言葉の意味、よものため息の意味、考えさせられる。

  • 猫よも、ゆうじさん
    新しい仕事は忙しくてよもにかまっている暇がない
    コート、ピアノ、テーブル、ベッド…とどんどん消えていく
    家、草原も消えて荒れ地に
    ゆうじさんが釣りの約束を思い出して池が出てきて、家も出てきて元通りに

    意味深
    ちょっと怖い

  • やくそくだよ。
    やくそくは、やくそくなんだ。

  • 目に見えないものは無いものと同じ

    哲学的な話だ

  • 大好きな絵本です。
    不思議な世界観にあっという間に引き込まれてしまします。
    そして最後にはホロリとさせられます。
    子どもより大人が読むべき絵本です。

  • 息子の学校の読み聞かせ用。

  • あたらしいしごとについてから、ゆうじさんはとてもいそがしくなりました。それからまもなく、ピアノも、テーブルも、いえさえも、どこかにいってしまったのです。ねこのよもは、「ぼくもなくなっちゃうのかな。」とむねがぎゅうっとなりました。でも、ゆうじさんは、よもとの『やくそく』を思い出して・・・。

    場所や物は、そこにいる人があってこそ存在し、『やくそく』は、大切な人を思い出す為にあるのかもしれないね。後半の、ゆうじさんとよもの、しずかなじかんが、私の心にも「しーん」伝わって、むねがぎゅうっとなるのです。

全14件中 1 - 10件を表示

成田雅子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×