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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784061322943
感想・レビュー・書評
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〝ねえ、ゆうじサン、疲れてるんじゃない? 「別に疲れてないよ」 ぼくと、のんびり釣りでもしない? 「また今度ね」 約束だよ、きっとだよ 〟・・・飼い主である<ゆうじサン>が居なくなり、取り残されて嘆き悲しむ、飼い猫の<よもじ>・・・ピアノも、テーブルも、そして家さえも、貴方が気づかないと、何もかも無くなってしまう… 貴方にとっては小さな約束。でも、それはとても大きなことだった。・・・飼い主の謎の失踪と帰還を気遣う猫を描いた、絵本作家<成田雅子サン>の意味深いファンタジ-絵本。
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切なすぎて涙が出ました。約束って、やっぱりとっても大事。
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本当にそのとおり。心になかったら、見えていないのと同じ、ないのと同じ。こんな大事なことを絵本にできて、すごい。
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猫よも、ゆうじさん
新しい仕事は忙しくてよもにかまっている暇がない
コート、ピアノ、テーブル、ベッド…とどんどん消えていく
家、草原も消えて荒れ地に
ゆうじさんが釣りの約束を思い出して池が出てきて、家も出てきて元通りに
意味深
ちょっと怖い -
やくそくだよ。
やくそくは、やくそくなんだ。 -
目に見えないものは無いものと同じ
哲学的な話だ -
大好きな絵本です。
不思議な世界観にあっという間に引き込まれてしまします。
そして最後にはホロリとさせられます。
子どもより大人が読むべき絵本です。 -
息子の学校の読み聞かせ用。
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あたらしいしごとについてから、ゆうじさんはとてもいそがしくなりました。それからまもなく、ピアノも、テーブルも、いえさえも、どこかにいってしまったのです。ねこのよもは、「ぼくもなくなっちゃうのかな。」とむねがぎゅうっとなりました。でも、ゆうじさんは、よもとの『やくそく』を思い出して・・・。
場所や物は、そこにいる人があってこそ存在し、『やくそく』は、大切な人を思い出す為にあるのかもしれないね。後半の、ゆうじさんとよもの、しずかなじかんが、私の心にも「しーん」伝わって、むねがぎゅうっとなるのです。
成田雅子の作品





