新装版 雲のてんらん会 (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 130
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061322967

作品紹介・あらすじ

空は無限のキャンバス

一瞬たりとも同じ絵をかくことのない空を見あげながら、心と重なりあった瞬間をきりとった、空との交信日記。
雲に のんきに つつまれて どんどん まぎれる はぐれる さすらう だんだん かさなる いぱいの 雲

感想・レビュー・書評

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  • 絵本に関しての予算は¥1000。(ブクオフにて。)

    でもその日は、
    心揺さぶられる絵本が3冊もあった!

    夜と
    言葉と
    雲の絵本。

    どれもいいなぁ~
    どれも捨てがたいな。

    こんな時、好きなだけ本をいっぱい買ってもいいお金持ち、に憧れたりする。
    でも現実は¥1000。

    買っていい絵本は一冊。

    3冊を順番に開き、閉じ、棚に収め、他の書棚をぐるぐる眺めつ、思案する。

    夜、
    言葉、
    雲。

    夜、
    言葉、
    雲。

    夜、
    言葉を棚に収め、

    ふと、
    ふわふわの雲をぎゅっ、としたくなった。

    (あ、これだ)

    いつもはいろいろ間違いだらけの私だけど、
    今日は間違いなかった。

    今日は
    ずっと、大きな空を眺めていたい日、なのであった♪

  • 今日は雨の日。空は灰色の雲で覆われている。でも確かにあった。真っ青な空、もくもくと何かの形をしている雲、朝日や夕日と素敵なコラボをしている雲。こんな冬の鬱蒼とした日にこの絵本は素敵な感覚を思い出させてくれる。

    そうですねぇ。空は本当に一瞬一瞬でいろんな表情を浮かべますね。少年だったころ、プールサイドで長い時間、体を焼きながらずーっと空を眺めていたことを思い出しました。空の景色って飽きないんですよね。どんどん変わっていく。そして自分の心を投影したかのような雲の形が現れることもありますよね!

    もうひとつ思い出すのは、飛行機の窓からみた雲。この絵本にもありますが、雲の真っ只中や雲を突っ切って上空から見た景色がなんと爽快であることか!いつもその時思うのが、あぁ我々人間はこの分厚い雲の下で、あぁでもない、こうでもないと小さなことに悩み、いがみ合い、傷つけあったりしているんだよなぁってことですね。自分たちの日々の暮らしをまるで俯瞰して見ているような気分になるんです。

    この絵本では、様々な雲の顔が見れます。まさに雲の博物館!いせさんの筆で描かれた見事な雲の絵の数々。あぁ、週末に癒される。。

    特に好きなのは、<雲のしっぽ><<神さまのおつかい><空の牧場><8月21日の地図><交響曲><麦畑><明日の約束>。

    えっ?何ですか??ほとんどじゃねーかって?? はい!そうなんです(笑)本当にね、心地よい絵なんですよ。

    あとね、やっぱり、伊勢英子さんファンとしては、表紙にもなっている<空の牧場>で、あの子=グレイを発見できたことかな。もこもこ羊雲の羊さん達の中に、「ね!」とこちらを振り向いているグレイちゃん。あぁ、、抱きしめたくなる衝動。。

    素敵な雲の展覧会でした!

  • 『雲のてんらんかい』というタイトルにわくわくして不思議と本を開いてみたくなります。なんともいえないソフトタッチの絵で、雲に包まれていくようなおおらかな気持ちで、肩の力が抜けていくようなふわっとした気分になります。朝になったら早く空を見上げて雲探しをしたくなる一冊です。終わりに雲の種類が紹介されていて、親子で話が広がる絵本です。【3歳くらい~】

  • 見上げた空に浮かぶ雲が いろんな表情を見せてくれるうれしさを親子で見つけられる本です。

  • 4分。いろんな雲を色鮮やかに描き、詩を添えて紹介。最後のページに名称が明記。物語の後の2冊目に。

  • 積雲も巻雲も朝焼けも、いせひでこさんの世界にかかると、途端にまったく違うものに見えてくる。言葉を書き留めたいけど、絵と一緒じゃないと魅力も半減してしまう。絵本だからこその世界。


    たとえば。

    〈空のカーテン〉朝焼け
    ねむれなかった夜のカーテンが、そっとあがっていく。昨日はいつから今日になったのか。

  • 新装版はひつじ雲が表紙になっているんだ!!
    泣けた。あの子がいるね。

    なんと繊細で美しい色づかいだろう。
    温かさに包まれる絵本。

  • 夕焼けは本当に目が覚めるような美しさだな……。

    雲ってほんとに色々な種類があるんだ。

  • こんな雲,あるあるって思ったり,これはまた綺麗だって感動したり,へぇこんな風にも見えるんだって発見があったり,雲のいろんな表情がとても楽しい.

  • レビューの高評価につられ図書館でリクエストした本。

    予想していたのとはまるっきり違ったものだった。
    大人向けの絵本なのか?
    対象がちょっと分からないのだけども、
    心に響くところが感じられなかった。

    丁寧に絵を描いているのは感じるのだけども、
    なんだか自己満足の作品を見せられている様で、
    高く筋を引く絹雲やため息が出るような羊雲などの、
    奥行き感が全く感じられず、
    まるで色紙を見ている様な感覚で目が疲れてしまった。
    『終わらない夜』に見たような遠い遠い空は、
    やはり画力の差なのかなと思った。

    なんで高評価なのかが理解できない。
    本当の空はもっともっと美しいのに。
    そしてそれを如何に苦労して表現しているか、
    アーティストの作品も沢山あるのに。

    最後の雲の解説のページはわかりやすくてよかった。

    ちょっと辛口だけど、
    周囲の評判とかを気にして、
    作品をよいしょするのは好きじゃないので。

    ○市立図書館所蔵

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著者プロフィール

1949年北海道生まれ。東京藝術大学卒業。
『マキちゃんの絵日記』で野間児童文型新人賞、『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞美術賞、『ルリユールおじさん』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
このほか、おもな作品に『まつり』『大きな木のような人』『あの路』(文・山本けんぞう)(いずれも講談社)、『1000の風1000のチェロ』『チェロの木』(ともに偕成社)、『わたしの木こころの木』(平凡社)など。
また長田弘の詩集『最初の質問』『風のことば 空のことば』(ともに講談社)も手がける。

「2020年 『けんちゃんのもみの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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